...美しい足袋跣足(たびはだし)で...
泉鏡花 「浮舟」
...足袋跣足(たびはだし)のまま...
海野十三 「くろがね天狗」
...黒木綿の綿入れに大きな五ツ紋の黒羽織黒袴足袋跣足で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...裾からは真黒な足袋跣足(たびはだし)...
田中英光 「野狐」
...靴下だけの足袋跣足(たびはだし)になって行ったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...牛乳配達夫のような足袋跣足(はだし)にメリヤスの襯衣(シャツ)を着て手拭で鉢巻をした男が四五人堀端の方へと路地をかけ抜けて行った...
永井荷風 「花火」
...玄関で靴を脱いで足袋跣足(たびはだし)になって...
夏目漱石 「永日小品」
...足袋跣足(たびはだし)になって...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...足袋跣(たびはだし)のままパッと裏庭へ飛出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足袋跣足(たびはだし)のまゝで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足袋跣足(はだし)のまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足袋跣足(たびはだし)で飛降ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足袋跣足(はだし)は變ですね」「逢引は素足の方がピタリとするだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...良い新造が足袋跣足(はだし)で驅けて來たんですから」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白足袋跣足(はだし)の先駈けが一人...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...風呂敷包を背負った村の娘が足袋跣(たびはだ)しで雪の中をやって来てくれた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...足袋跣(たびはだし)の足を...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...やはり足袋跣のまま...
夢野久作 「名君忠之」
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