...神様(かみさま)のお力(ちから)でどうぞその足留(あしど)めをしてくださいますよう……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...何でも之は出来ない相談をして足留(あしどめ)の工風(くふう)をするに如(し)かずとお考へ遊ばして...
内田魯庵 「犬物語」
...亡妻三周年の忌日も内地に帰れず事変の為(た)め足留めをくひ居れり...
高浜虚子 「五百五十句」
...『アーンチロコスよ、思慮なくも驅くるな、馬の足留めよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...足留を拵(こしら)ゆる所」三なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...芸妓遊女の類(たぐい)を悉く足留めをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...一座の者の足留めをして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一座の者の足留めをして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足留めをさせて氣の毒だつたな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一夜の足留りと、コートを借りて、蛾(が)のように女は他の足留りへ行ってしまった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一夜の足留りと、コートを借りて、蛾のように女は他の足留りへ行ってしまった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...これを盗みの神とし盗みに縁ある足留めの神ともしたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...庚申(こうしん)像を縛って駈落者(かけおちもの)の足留めしたと心得ると五十歩百歩だ...
南方熊楠 「十二支考」
...聟どのの足をこうして留めまするという足留めの式でな」また...
吉川英治 「新書太閤記」
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