...流人先で新たな人生を歩むことを決意した...
...彼は流人先で働きながら日本語を学んでいる...
...流人先に住まいを確保するためにあちこち探している...
...何人先方(むかう)で入れても安心だよ...
石川啄木 「菊池君」
...人先に水桶を携(も)つて会堂の屋根に上つて...
石川啄木 「赤痢」
...一人先生は普通以上であるという証拠として...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...この巨人先生も英語がつかえるんだぜ」と...
海野十三 「海底大陸」
...ミルミドネスの陣中の怯れぬ一人先づ斃る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...一人先へ帰るわけにいかず...
徳田秋声 「縮図」
...一人先(さき)へ入(はい)つたが...
永井荷風 「或夜」
...一人先に金清楼を出で小みつが教ゆる外神田(そとかんだ)佐久間町河岸の船宿(ふなやど)小松家といふに行き土蔵(どぞう)づくりの小座敷に女の来るを待ちたりけり...
永井荷風 「桑中喜語」
...店の内はまだしまわずにいたが電車のなくなるのを虞(おそ)れて一人先へ外へ出た...
永井荷風 「ひかげの花」
...一人先へ立って二階に上った...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...威勢のよい遊び人風をしたのが二三人先へ立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...同期の友人で外(ほか)に二人先生の指導を受けることになった...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...真中さ入れ! いいか!」安さんのほかに青年部の人が七八人先へ立っていよいよ三十人ばっかりが田圃へくり出した...
「共同耕作」
...今日は既に一人先客が有る...
三好十郎 「おスミの持参金」
...又「蜀山人先生御病気のよし(中略)御病状も承度候」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...信濃蕎麦索麪を先人先兄真迹前に供し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」彼女は一人先に立って遣戸の外へ出て行った...
横光利一 「日輪」
...それでも三島は片足を高く上げつつずんずん一人先の方へ進むので...
横光利一 「旅愁」
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