...芥川の足掻きを結果としてはまた大きくしてしまつたのではないかと僕は思つてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...鳥は枯蘆の中へ入って羽をばたばたやって足掻きはじめた...
田中貢太郎 「雁」
...そこに足を踏みこんだらもう足掻きがとれないと...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...幾百人かづつ最後の足掻きの坩堝(るつぼ)の中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足掻きながら懸命に正常な人間を探したものだつた...
北條民雄 「間木老人」
...足掻きが利かないらしい...
三好十郎 「肌の匂い」
...柔らかい雪の上を足掻きながらかけつづけて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...橇のわきを足掻きながら追越して自分の場所につき...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その蹄(ひづめ)の足掻きを...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬は足掻きしていなないた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この期に及んでは隠蔽など無駄な足掻きなので...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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