...彼の足並みと調子をあわせて...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...ひとつの統制の下に軍全体の足並みを揃えようと主張しているグループのことだと丸万は言った...
高見順 「いやな感じ」
...彼らは高らかに「雪の進軍」や「ここはお国を何百里」を謳(うた)って足並みを揃(そろ)えていた...
徳田秋声 「縮図」
...統制主義の名目と実質とが一等足並みを揃えてひた押しに押して来るのは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その足並みを崩さず...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...いかにもその足並みが苦しそうに見える...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...「あの中に安らかに眠っている人もある!」馬の足並みや馬具の鈴や路上の車輪は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おたがいに足並みはわかったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...群犬がそれに従って足並みを揃えて繰出すようになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...足並みを立て直したお銀様とお角の一行――「飛んだ金十郎だよ」とお角が...
中里介山 「大菩薩峠」
...常人足並みの労銀が...
中里介山 「大菩薩峠」
...足並みをそろえていこうじゃないか」第十七章暗い紳士荘の前には人びとの小さなむれが立っていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...服装の点検が終ると、一列縦隊に隊伍(たいご)を組み、足並みそろえ、れいの行礼歩調というやつで、岡から浜のほうへ降りて行く...
久生十蘭 「キャラコさん」
...バラルダの音に足並みそろへるおもむきは...
牧野信一 「バラルダ物語」
...学生等は一勢に足並みそろへて...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...一勢に足並みを止めて...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...うねるような水夫式の足並みで彼の前を歩きながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...各国のうち最も足並み整い...
横光利一 「欧洲紀行」
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