...足がかりになるような...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...窓枠を足がかりにして苦もなく室内に忍び入った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...そこを足がかりにしてそろそろ支那に対して無気味な干渉を開始していた...
太宰治 「惜別」
...それを足がかりにして...
太宰治 「津軽」
...足がかりになってやった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...君を足がかりにするからね...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...鳥ならではと思われる岩角の足がかりに軽く手をかけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこを足がかりに...
野村胡堂 「悪人の娘」
...ペリー来航いらい一貫してもっていた「日本を足がかりにしたアジア進出」という年来の野望をとげようとするこんたんであったといえる...
服部之総 「黒船来航」
...そろそろと足がかりになるものを探して見たが...
久生十蘭 「一の倉沢」
...それの足がかりに連盟なんかやっているんでしょう? カムバックができたとなると...
三好十郎 「冒した者」
...今の世の中を見わたして足がかりになる思想は...
三好十郎 「冒した者」
...淺吉は裏手の足がかりになる納屋に飛びうつり...
室生犀星 「命」
...ただ自分たちの研究の足がかりにしようとしているにすぎないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...岩藤の根を足がかりに...
吉川英治 「江戸三国志」
...足がかりにした見覚えのある塀際のムクの木から...
吉川英治 「江戸三国志」
...雪見燈籠を足がかりにして...
吉川英治 「剣難女難」
...はやくも天下をこころざす足がかりに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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