...そんなことには超人的な記憶力をもっている若い男たちが...
海野十三 「赤外線男」
...おしまいにはこれを超人的な幽霊の仕業とでもしなければ...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...そうして辻褄(つじつま)の合わなくなることを完全に無くするにはほとんど超人的な智恵の持主であることが必要と思われるからである...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...超人的な有難さなどは微塵(みじん)もない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...汚い譜面を判読しながら超人的な理解で弾き...
野村胡堂 「楽聖物語」
...『千里の虎』の超人的な腕と脚と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「馬鹿な」黒い影は超人的な勇気を振り起して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は超人的な藝術至上主義者だつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...真の超人的なる芸術至上主義――即ち純一に徹底したる「芸術のための芸術」――についてのみ思惟(しい)されるのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...超人的な諜報部員ムーアの餌食(えじき)になってしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...半狂乱に暴れている光景……それを通じてわかる白入道の超人的な怪力と...
夢野久作 「オンチ」
...次から次へと騒動を起させながら音も香もなくトロトロと消え失せて行った腕前の如何に超人的なものであるかを想像させられて...
夢野久作 「少女地獄」
...もしくは最も人の昂奮する国際問題なぞに対して行われた奸悪を向うにまわして超人的な活躍をするんだから...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...僕はアメリカだが独逸の超人的な勢力は...
横光利一 「上海」
...彼の超人的な武勇と精神力のすばらしさは...
吉川英治 「三国志」
...よく今日までを耐えてきた超人的な人々の力であった...
吉川英治 「私本太平記」
...四十五の年齢までに彼の成し遂げて来た超人的な業蹟のかがやきを思わせぬものはない...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...超人的な威厳を持っていなくてはならぬ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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