...緋衣草(ひしば)は、赤紫色の花を咲かせる植物...
...水銀(I)臭化物は赤紫色の結晶で、薬品の中によく使われる...
...あの濃赤紫である...
石川欣一 「山を思う」
...顔とは思えない赤紫色になっていた...
高見順 「いやな感じ」
...赤紫色の太い縞(しま)が幾本か鮮かに引かれている...
中島敦 「虎狩」
...その左手の天、ほの白く、アルクツルスと覚しき大星、赤紫光を放つ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...赤紫蘇(しそ)のほが長く出ていた...
長谷川時雨 「神田附木店」
...湖の面(おもて)が赤紫色(モーヴ)に染った...
久生十蘭 「キャラコさん」
...海がいちめんに赤紫に見えるほどです...
久生十蘭 「手紙」
...岩は下の方が赤紫で...
宮原晃一郎 「動く海底」
...ブルガーコフはこの他にも「赤紫の島」という脚本を書いた...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...戯曲作家ブルガーコフが「赤紫島(バグローブィエオーストロ)」という喜劇風オペレットを書いた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...「赤紫島」は、劇中劇で「赤紫島」の革命を織り込み、ソヴェト同盟の劇場の内幕を諷刺したりしている...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...諷刺が諷刺で自己満足してその基礎が「赤紫島」におけるように間違った理解の上に立てられている時...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...赤紫斑入りの腕なんて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...赤紫の下襲(したがさね)の裾(すそ)を長く引いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紙屋紙(かんやがみ)に唐錦(からにしき)の縁が付けられてあって、赤紫の表紙、紫檀(したん)の軸で穏健な体裁である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...渋い赤紫の色調である...
柳宗悦 「樺細工の道」
...星あまた旅の女をとりかこみ寒き息しぬ船を下(くだ)れば午前三時と云ふのに東の空はもう赤紫を染めて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...猶その柔かい赤紫を帯びた余光が河に反映し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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