...歴史は現実内容として内容的・質料的原理を有つものとしてではなくして...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...茲では存在が唯物的・質料的存在によって性格的に代表されると考えられる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...物質的・質料的・実践であり得ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...物質と呼ばれる代りに質料と呼ばれる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...質料(物質)は無でなければならないわけである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...質料(物質)の概念によって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...質料は可能的なものではなくて却って現実的なものでなければならないだろうに)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ラスクの「領域の範疇」に於ては純粋形相に属す意味の充実(Bedeutungsfulle)は必ず質料界の特殊によって決定されている...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...主客の対立を形式と内容または質料との対立に代えても同様である...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...質料と形相との二つの契機二つの面より成立つ...
波多野精一 「時と永遠」
...それはそれにおいて主體が自己を實現すべき質料の意義を持つ...
波多野精一 「時と永遠」
...形相及び自己性と質料及び他者性との兩面が共に具はつて兩者の聯關としてのみ生が成立つ以上...
波多野精一 「時と永遠」
...受用の活動に對してはなほ質料の地位に留まるを思ひ...
波多野精一 「時と永遠」
...文化にたづさはる限りそれは質料として物としての役目を務めるに過ぎぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...ギリシアの古典的哲學は物質は無限定な質料であつて精神は形相であると考へた...
三木清 「人生論ノート」
...現實性即ち形相であるところの精神に對して身體はその質料の意味をもつてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...専門家の間では「質料」matire に対置される語として...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...質料的理性といえども受動的ならざることを力説した...
和辻哲郎 「鎖国」
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