...質料的原理を忘れない処の唯物論的やり口の正反対物でなくてはならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...実践が如何なる場合に実践的となり如何なる場合に実践性を失うかという質料的な問題が問題なのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...決して実践の物質性(又質料性と云っても好い)でないことは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...アリストテレスによればプラトンの質料(物質)なのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...プラトンの質料(物質)も...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...物質(質料)から形相への運動を...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この一者が形相(形式)から初めて質料に至るまでの凡ての範疇をば自らを損ずることなく分出するのであり...
戸坂潤 「辞典」
...前者は却って固有の形をもたぬ質料(後世の言葉で云えば)の世界であり...
戸坂潤 「辞典」
...ラスクの「領域の範疇」に於ては純粋形相に属す意味の充実(Bedeutungsfulle)は必ず質料界の特殊によって決定されている...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...自己實現自己表現がそれにおいて行はれる質料としての客體に過ぎぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...他者性と質料との位置に立つものより引離して固定することによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...神の働きは質料と形相との間を往來する自己實現・自己表現從つて活動の性格の擔ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...これは神の働きに質料又は制約として豫め前提されるであらう何等かの存在者を否定する點にそれの特徴を有する...
波多野精一 「時と永遠」
...かくて他者は主體の自己實現の質料たることを全く止める...
波多野精一 「時と永遠」
...根源的第一質料」と呼ぶのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「根源的」実体や質料を捏造することを想像に余儀なくさせるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...質料と形相との關係は固より何等矛盾的ではあり得ないのである...
三木清 「歴史哲學」
...個性化の原理である質料は...
和辻哲郎 「鎖国」
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