...死もまた彼の天使にして彼が彼の愛するものを彼の膝下(しっか)に呼ばんとする時遣(つかわ)し賜う救使(きゅうし)なり」と...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...神は法王監督牧師神学者輩の手を経ずして直接に余を教え賜うなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...されども他を益せんがために祈ることは神の最も悦び賜う所にして...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...地は善人のために造られしものなれば我善と義とを慕うこと切なれば神は我に地の善き物をも賜うべし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...如何(いか)なれば明光(ひかり)を賜うや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...しかれども神は事業に勝るささげ物を我らより要し賜うなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...神はその独子(ひとりご)を賜うほどに世の人を愛し給えりという事は...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...武帝の気に逆らって李陵(りりょう)を褒(ほ)め上げたときもまかりまちがえば死を賜うようなことになるかもしれぬくらいの懸念(けねん)は自分にもあったのである...
中島敦 「李陵」
...将軍足利義稙より偏諱(へんき)を賜うて稙宗と名乗り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...日本にも、源範頼(みなもとののりより)肥後の菊池の軍功を感じ、虎月毛を賜う、世々持ち伝え永禄年中まで存せり、その頃大友義鎮(よししげ)、武威九州に冠たり、菊池これと婚を結び、累世の宝物を出し贈る、この馬その一に居る、義鎮受けて筑後の坂東寺村に置き、田を給し人を附けて養う、後久留米秀包(くるめひでかね)、その辺を領し食田を増給せしに、文禄中五百歳で死す、郡民千余人葬いの行粧して、野に出で弔いし(『南海通記』二十一)、まずは馬中の神仙じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...黒書院にて将軍家(家綱)に謁を賜う...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...上に善言して上より死を賜うも恨まずということだぞ」二ぼくっ...
吉川英治 「三国志」
...おん諱名(いみな)の『尊(たか)』の一字をさえ賜うたほどなご嘉賞ではなかったか...
吉川英治 「私本太平記」
...勅を賜うて、足利尊氏をなだめ、親しくお召(めし)あらせられなば」「では、尊氏へ、和を請(こ)うようなものになる」「なんで天下の目に、さようなことに映(うつ)りましょうか...
吉川英治 「私本太平記」
...――徐々には、兄の尊氏にせまって、これまでの師直の罪科をかぞえ上げ、将来のためをも説いて、このさい彼を流罪に処すか、いっそのこと、死を賜うとして、切腹を命じるかの、いずれかの決断をせまるのを目的としてその方にもっぱら力をそそいでいたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...九天玄女(あまつめがみ)の天書(ふみ)を賜うて月兎(げっと)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お手をとって童蒙(どうもう)のお導きをして賜うたころから今日まで...
吉川英治 「親鸞」
...太政官の嘉賞を賜う事が第一でしょう」と...
吉川英治 「平の将門」
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