...死もまた彼の天使にして彼が彼の愛するものを彼の膝下(しっか)に呼ばんとする時遣(つかわ)し賜う救使(きゅうし)なり」と...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...如何(いか)なれば明光(ひかり)を賜うや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...汝の事業もし汝の心を神より遠ざくるあれば神はこの事業ちょう誘惑を汝より取除け賜うなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...しかれども神は事業に勝るささげ物を我らより要し賜うなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...神は愛するほどその子を苦しめ賜うがごとし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...右の肩に賜うと云う字があるのを見落した上に後藤さんの名前が小(ち)さ過(す)ぎるのでつい失礼をしたのである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...将軍足利義稙より偏諱(へんき)を賜うて稙宗と名乗り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これ陛下が臣に賜うところの無二の賞典なり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...卿(なんじ)は天女のわれに宝を賜うがごとし...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...次に類似の僥倖(ぎょうこう)で野猪を平らげ恩賞に王女を妻に賜うたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...かつ往々霊験あるを以て采地を賜う...
南方熊楠 「十二支考」
...天より張飛に賜うところの...
吉川英治 「三国志」
...丞相が嚢を賜うたのでござる」と...
吉川英治 「三国志」
...賀春の酒を、近臣に賜うの日、帝玄徳も微酔して、「雪か、わが鬢髪(びんぱつ)か...
吉川英治 「三国志」
...佐用(さよ)ノ庄(しょう)一所(しょ)を賜う...
吉川英治 「私本太平記」
...――徐々には、兄の尊氏にせまって、これまでの師直の罪科をかぞえ上げ、将来のためをも説いて、このさい彼を流罪に処すか、いっそのこと、死を賜うとして、切腹を命じるかの、いずれかの決断をせまるのを目的としてその方にもっぱら力をそそいでいたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...また、宣命を賜うた...
吉川英治 「新書太閤記」
...藩祖(はんそ)が阿波の国を賜うて以来...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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