...彼女は最近、気障な言葉遣いをするようになった...
...あいつは気障なマナーが目立つ...
...あの人は気障な服装をしている...
...彼は気障な態度で人を見下す...
...彼女は気障にふるまって嫌われている...
...わが愛禽にへんな気障つたらしい名前を附けて...
太宰治 「お伽草紙」
...鼠(ねずみ)を見てさえ気絶の真似をする気障(きざ)な女たちだ...
太宰治 「作家の手帖」
...或いは武蔵の名調子を気障(きざ)なりとしてどっちもどっちだと思い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...気障(きざ)な態度は...
太宰治 「新ハムレット」
...この芝居気たっぷりの気障(きざ)な伯爵の言葉になぞ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...現代ローマの気障(きざ)な建築物中における...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...全く気障(きざ)な奴さ...
豊島与志雄 「反抗」
...男子これを用る時は気障(きざ)の限りなるべし...
永井荷風 「洋服論」
...小屋の窓から首を出していた一人の気障(きざ)な男を道庵先生が見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の為に酔狂にも驢馬(ろば)なんか連れて、南仏蘭西(フランス)の山の中をうろつかねばならぬか? 何の為に、良家の息子が、よれよれの襟飾(ネクタイ)をつけ、長い赤リボンのついた古帽子をかぶって放浪者気取をする必要があるか? 何だって又、歯の浮くような・やにさがった調子で「人形は美しい玩具だが、中味は鋸屑(おがくず)だ」などという婦人論を弁じなければ気が済まぬのか? 二十歳のスティヴンスンは、気障のかたまり、厭味(いやみ)な無頼漢(ならずもの)、エディンバラ上流人士の爪弾き者だった...
中島敦 「光と風と夢」
...熱誠ほど気障なものはないと自覚している...
夏目漱石 「それから」
...気障(きざ)っちゃない」お勢の罵(ののし)る声を背後(うしろ)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そんな気障(きざ)なことを言うと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後で実は言い交したのがあるなんざ通用しねえ」「そんな気障(きざ)なのがあるものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そんな気障(きざ)な話じゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...緋縮緬(ひぢりめん)で無いのが気障(きざ)ですね」などと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気障(きざ)なシャナシャナした男や女が大勢いるんだって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...気障な文学青年らしくそんなことを呟きながら...
牧野信一 「「悪」の同意語」
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