...彼女は最近、気障な言葉遣いをするようになった...
...あいつは気障なマナーが目立つ...
...あの人は気障な服装をしている...
...彼は気障な態度で人を見下す...
...彼女は気障にふるまって嫌われている...
...男には矢張(やつぱり)気障(きざ)な厭味な事が多い...
石川啄木 「鳥影」
...気障な事は云わねえから...
泉鏡花 「婦系図」
...ちょっと気障(きざ)な科白(せりふ)だが...
高見順 「如何なる星の下に」
...実にどうにも気障(きざ)な手つきで...
太宰治 「ろまん燈籠」
...名前は忘れたが東京の何とか云う凄(すご)いハイカラな気障(きざ)な奥さん―――亜米利加(アメリカ)帰りの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...銀子がちょっと気障(きざ)ったらしく思ったのは...
徳田秋声 「縮図」
...全く気障(きざ)な奴さ...
豊島与志雄 「反抗」
...これ色男がりたる気障(きざ)な風なり...
永井荷風 「桑中喜語」
...気障(きざ)な男の水垂のげん公を見た道庵先生が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところが気障か気障でないかほとんど判断ができない...
夏目漱石 「三四郎」
...そんな気障(きざ)なんじゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気障(きざわ)りな薄笑いをして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...家主の名はなんという」「気障野目明(きざのめあか)しと申します」「あてつけか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...気障(きざ)なシャナシャナした男や女が大勢いるんだって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...今夜はむやみに気障っぽい...
久生十蘭 「だいこん」
...――彼は、自分の凡てが、態度、風彩……そんなものまでが、気障で、気障で、堪らなかつた――上滑りの感情で、定り決つた一つの考へ方の下に心を浪費して来た罰で、今では、そんな風に、空想力と感情の鈍い青年が往々落ち入る珍らしくもない患者になつてゐることを彼は、未だ気がつかなかつた...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...「悪いからだつて……気障だなア...
牧野信一 「環魚洞風景」
...手前のすることが気障ツぽくて少々疳が高ぶつてゐたところなんだぞ...
牧野信一 「日本橋」
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