...彼謂三忠孝不二兩全一者...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...アイルランドの全一揆に...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...進んで全一のコスモス的美の世界像を創建せねばならぬ...
高村光太郎 「ミケランジェロの彫刻写真に題す」
...本年演劇珍書刊行会において翻刻せし鳥居清信が『四場居百人一首(しばいひゃくにんいっしゅ)』(全一冊)は元禄六年の板にして...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それが全一的な感じを与へるものではなければならぬと云ふのである...
中原中也 「撫でられた象」
...全一的な一つの持続ぶりを示したものでない限り...
中原中也 「撫でられた象」
...つまり貴方は普遍的な全一な神に近づいてゆくのです...
長與善郎 「青銅の基督」
...全一と個多との矛盾的自己同一的に事が事自身を限定することから世界が成立する...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...それはこの世の「わざわい」の全一族だったと...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...むしろ全一体として纒(まと)めることを考えて...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...革命勃発時における兵役適齢の未婚男子の全一団を現わすものと仮定しよう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして虚偽に属する全一連の暗黒な罪悪が直ちに生じてくる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...財産の不安固から必然的に生ずる全一連の暗黒なる災厄とは比較にならぬ害悪である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...経験と思惟の全一の中から掴み出して育て上げた政治的イデオロギーの方が...
三好十郎 「恐怖の季節」
...我々の分裂抗争**をこの都から追いはらい給え! 全一でさえあれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その全一とは数多い物の中の一つではなく...
柳宗悦 「民藝四十年」
...シユーベルトの幾曲から黒人靈歌まで、全一時間聽いて、深夜を奧多摩へ歸るうちに、晝のコセついた神經や疲勞も、洗濯した夏のワイシヤツを着更へたみたいな輕い氣もちになつてゐた...
吉川英治 「折々の記」
...穀価が四磅(ポンド)であった時には全一八〇クヲタアは耕作者に帰属し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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