...雀に疵を負わせるようなへまはやらなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...鉄棒は彼にかすりきずを負わせるだけという結果になった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...そうして民衆の生活の全責任を君主に負わせるのが王道だからである...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...この難儀な迷惑な証人の役目を負わせるための適任者は...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...文化統制というよりも単に使用番号の役目を負わせるためかも知れないが)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ニューズが読者に一種の読む義務を負わせるに反して...
戸坂潤 「辞典」
...人間に義務を負わせる代りに...
夏目漱石 「創作家の態度」
...浅傷(あさで)を負わせるか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――罪は兼松に背負わせる心算(つもり)だったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...福松に罪を背負わせることを考えたんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上へ石灯籠を背負わせる知恵が出るわけは無いぜ」平次の観察は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死ぬまで苦労を背負わせるんだ...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...それに罪を負わせるのは酷でございます...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...一人に責めを負わせるとは...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...あなた様に罪を負わせることとなりましては...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...一駄というのは駄馬(だば)一頭に背負わせるほどの荷物のことだから...
柳田国男 「母の手毬歌」
...関羽へかすり傷一つ負わせることができなかった...
吉川英治 「三国志」
...弦之丞に微傷(びしょう)を負わせることもできない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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