...讀書思索勞作の孰れに對しても隨分落付かぬ氣分を誘ひ勝である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...此等首領と目さるる學者のみならず、同主義を奉ずる勞働者は、私の見聞した處でも、他の一般勞働者に比すれば、讀書もし、品行もよし、酒も煙草も飮まぬものが多いのです...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...一日の慰安は讀書を主とし...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...讀書によつて知識を吸收するからぢや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...唯酒と碁と旅行と讀書とを好む...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...私は讀書家としては辛棒強い方ですが...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...大阪二百萬市民の讀書眼を試驗し得たるは...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...緯略では細かい事柄で讀書に際し疑問の起つたことに考證を加へたもので...
内藤湖南 「支那目録學」
...讀書敏求記を一層精細にしたやうなもので...
内藤湖南 「支那目録學」
...多くは黄丕烈の如く讀書家で...
内藤湖南 「藏書家の話」
...貸間の生活の讀書詩作に適せざることを初めて經驗せしなり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...十二時過ぎまで讀書...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...机と紙を前に讀書も書きものも止めて了ひ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...讀書をしてゐたら...
堀辰雄 「繪はがき」
...今朝はその小川のほとりで二時間ばかり讀書した...
堀辰雄 「手紙」
...かうして讀書も大抵戸外でする...
堀辰雄 「手紙」
...父は若きより讀書を好み詩をよくしたりと聞けど...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...二三日讀書でもして居ようかと思つた...
吉江喬松 「霧の旅」
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