...讀書思索勞作の孰れに對しても隨分落付かぬ氣分を誘ひ勝である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...全體に讀書力が進んでをる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...凡べての吏人をして自己の讀書修養に務めしむるに至れり...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...此れに匹敵する贅澤は恐らく唯讀書位のものかも知れない...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...T市にいたころ靜かな晩を讀書にすごしたことを追想していたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...讀書人の好みを魅惑する...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...大阪に此書の眞價を解する讀書人ありや否やを徴せんが爲に...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...大阪二百萬市民の讀書眼を試驗し得たるは...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...今や將に大方讀書家の購讀豫約を促すに到れるなり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...この小説が歐洲讀書界に一大センセエションを捲き起したのは...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...なかなかその夜毎の一二時間の讀書は樂しかつた...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...今朝はその小川のほとりで二時間ばかり讀書した...
堀辰雄 「手紙」
...また材料を得るために旅行をしたり讀書したりしたことはない...
正宗白鳥 「素材」
...千駄木の大家が夜二三時間しか眠らないで讀書するといふ噂を聽いて感歎したり...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...讀書の樂しみは、このやうに發見的であることによつて高まるのである...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...讀書は哲學にとつても大切だ...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...二三日讀書でもして居ようかと思つた...
吉江喬松 「霧の旅」
...怠らない讀書と良識の涵養とか...
吉川英治 「折々の記」
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