...孰か彼と共に議することを為せしや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...あれこれ原典を詮議する事は不可能である...
太宰治 「お伽草紙」
...と笑いながら提議する奥さんこそは悪玉である...
太宰治 「満願」
...東京駐在の列国外交官中にも往々帝国政府の不統一無能力を私議する者あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...戦敗の世は人(ひと)挙(こぞ)って米の価を議するにいそがしく...
永井荷風 「葛飾土産」
...今は敢て是非を議する要はない...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...舞台を七廻り廻らせろと発議する者もありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その疑を言い出して質問をして討議するような方法が何かしなければ...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...公議するためであった...
蜷川新 「天皇」
...「唯物論研究所」表面上の主催者達の政治的傾向については今さら論議するまでもありませんが...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...吾々はカント哲學の根本問題の一つであつたこの問題を今ここに論議する遑もなければ又必要もない...
波多野精一 「時と永遠」
...諸藩と共に攘夷を議するか没海五大藩を任じて夷狄(いてき)掃攘に当らせるか慶喜を将軍後見職に越前春岳(えちぜんしゅんがく)を政治総裁に任ずるか幕府は第三条を奉承したから...
服部之総 「尊攘戦略史」
...ああ、罪だの咎だの、詮議するだのと、ああ馬鹿らしい、女に罪ないこの世の中で、女に嘘を付くのは二代にわたる罪、真実を述べよと責めましたら、松王殿、合点ゆかぬ顔で、召し連れて来いとの仰せがあれば、迷惑でも行くのだと申されました...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...王命じて車を御せしめ王宮に還り御者の罪を議するに...
南方熊楠 「十二支考」
...しかも我々両人にとつて最もふさはしい決闘法を提議する...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...その対策について、相議する時、孔明は明確に、方針を説いた...
吉川英治 「三国志」
...私が抗議するのはこの言葉に対してである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...「聴明深察なれども死に近づくは人を議することを好む者なり...
和辻哲郎 「孔子」
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