...門番など皆識りたれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...(世の物識りといふものは...
太宰治 「お伽草紙」
...ここでちよつと作者は物識り振るが...
太宰治 「お伽草紙」
...既にその徳川氏の支(ささ)うべからざるを識りたるに拘らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...識り合いの文学者や科学者を訪れたり...
豊島与志雄 「乾杯」
...特別な識りあいでもない...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...ただ顔と声と思想とだけで相識り...
豊島与志雄 「待つ者」
...ケルンでは哲學者の妹のアデーレ・ショーペンハウエルと相識り...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...以後御見識り置きを願ひたい」肩肘(かたひぢ)を張つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兄さんは物識りだから」「日本語なんか僕知らないや...
平林初之輔 「人造人間」
...姉の怖るべき犯罪を識り...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...元来学者というものは物識りと相場が極って居り社会の木鐸とならねばならぬものだが...
牧野富太郎 「植物記」
...我々はただ現在の知識のみによって物識りなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家柄のよい一人の紳士と識り合ったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく選択したり識り合ったりする年頃よりもずっと以前のことだったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それに大名もの識りの狭い御思案しかないから...
山本周五郎 「竹柏記」
...彼は事體の危險を識りながらも...
横光利一 「悲しみの代價」
...ただあたくしの過去が過去で、何も識りませず、習慣のまま、今のような心もちをつづけてまいっただけのあたくしでございました...
横光利一 「旅愁」
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