...そのきき目はあった...
海野十三 「火星兵団」
...きき目のないのは探照灯ばかりではありません...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...ものすごいきき目がある...
海野十三 「爆薬の花籠」
...二つの水がほんとうにきき目があるかどうか...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...やはりこの興奮剤の正当な作用でありきき目であるに相違ない...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...そういう消極的な理由では民衆に対するきき目が薄いということもよく知っていた...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...表六句の中に月が置かれているのはこの一ページのうわずるのを押える鎮静剤のようなきき目をもっている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...一等きき目のあるものは依然としての上からの官僚的ファシズムの文化支配だろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...大衆が民間療法の方を案外きき目があると考え勝ちなのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...賄賂のきき目は実に鮮かであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その孝行のきき目がありましたかい...
中里介山 「大菩薩峠」
...非常にきき目が薄くなるものである...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...だが鼻が一等きき目があるからな...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...いっこうにきき目が現われない...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...あれだけ外気の中で山を歩いたことは実にきき目があり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...てんできき目がない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしいつか医学がわたしに何なりときき目ある・はっきりした・救助の手をかすならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...殆どきき目がなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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