...これでは語り手は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この話の語り手はなぜこうも詳しく秘事を知っているのだろうかということだ...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...語り手の姿も同様に全く見えなかった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...わたしの語り手はそれをよく借りたものだそうである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...虎髭(とらひげ)を生(はや)した語り手が苦しそうに見えるまで面を歪(ゆが)めて水戸黄門様の声を絞(しぼ)りだすのに...
田中英光 「オリンポスの果実」
...或いはストレーヴン氏(彼の名を正確に発音できる土人は少かった)或いはツシタラ(物語の語り手を意味する土語)が...
中島敦 「光と風と夢」
...語り手は去つてゆく...
中原中也 「疲れやつれた美しい顔」
...語り手の心も一緒にすつかり変つたことを表してゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...僕が語り手でなくなることを嘆くまい...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...若手の語り手とされていたのに...
火野葦平 「花と龍」
...語り手の面上には冷汗の玉が吹き出した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...それらの語り手の一人である...
堀辰雄 「恢復期」
...それはいつも「私」(語り手)の心のなかに獨得な屈折をして入つてきた幻像(イメージ)に過ぎなかつたのである...
堀辰雄 「小説のことなど」
...讀者をもその語り手と共に...
堀辰雄 「小説のことなど」
...不似合いな語り手とは見えずに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ひとり語り手の伎芸と熱心との力のみでなく...
柳田国男 「雪国の春」
...語り手は自分で嘘と知りながら昂奮(こうふん)し...
山本周五郎 「季節のない街」
...さらに語り手や三味線との間に...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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