...「おっしゃる通りです」と語り手は言った...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...これでは語り手は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一月十日金属Qを創造する見込みのつきたる日しるす理学博士針目左馬太(はりめさまた)次の語り手右にかかげた日記ふうの感想文は...
海野十三 「金属人間」
...私というこの物語の語り手の心の楽屋をちょっと覗いて見たのであるが...
高見順 「如何なる星の下に」
...第一番の語り手たる光栄を得させていただきます...
太宰治 「喝采」
...虎髭(とらひげ)を生(はや)した語り手が苦しそうに見えるまで面を歪(ゆが)めて水戸黄門様の声を絞(しぼ)りだすのに...
田中英光 「オリンポスの果実」
...或いはストレーヴン氏(彼の名を正確に発音できる土人は少かった)或いはツシタラ(物語の語り手を意味する土語)が...
中島敦 「光と風と夢」
...島の各地方から来た語り手を灯の下に集めて円座を作らせ...
中島敦 「光と風と夢」
...語り手の心も一緒にすつかり変つたことを表してゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...僕が語り手でなくなることを嘆くまい...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...それはいつも「私」(語り手)の心のなかに獨得な屈折をして入つてきた幻像(イメージ)に過ぎなかつたのである...
堀辰雄 「小説のことなど」
...私は一人の娘を語り手に映つてゐる側からのみ描いていつた...
堀辰雄 「小説のことなど」
...讀者をもその語り手と共に...
堀辰雄 「小説のことなど」
...盲でなくとも一人の語り手が...
柳田国男 「雪国の春」
...すなわち語り手と聞き手とがともに知っておらねばならぬ場所が...
柳田国男 「雪国の春」
...語り手は自分で嘘と知りながら昂奮(こうふん)し...
山本周五郎 「季節のない街」
...住民の半分ちかくが死にました」と語り手は続けた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...この語り手の弟なる人物は...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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