...「サモエード」人も之を語り...
高木敏雄 「比較神話学」
...私は彼等のぼそぼそと語り合ふ話に耳傾けてゐると...
太宰治 「思ひ出」
...車内で問わず語りにベニイのことを饒舌したり...
谷譲次 「踊る地平線」
...恐る恐る次のようなことを語り出した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...『氣弱い事語り玉ふな(do not talk to me of fear)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...言(こと)の葉(は)の声(こゑ)に心(こゝろ)のあらはれてやさしき人(ひと)の底井(そこゐ)知(し)らるゝ僕は先に同一事実を別語で語りうるといったが...
新渡戸稲造 「自警録」
...公儀へ訴え出るがどうだ――という投げ手紙が飛込んだ」石津右門はこう語り進みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言語は「感情の意味」を語り得る...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...常に上品な婉曲な言語で語り...
平林初之輔 「文学方法論」
...アネットと語り合っていた書類のことだよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...此故に詩人は快樂を寫さむとするときはエピクウルと共に語り...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...罪人とその親類の者とは夜どおし身の上を語り合う...
森鴎外 「高瀬舟」
...そのことを語りあった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...たいていは弾き語り...
山本笑月 「明治世相百話」
...「その婦人はどんな香水の香りがしていましたか」と私は語り終った支配人を追っかけるように訊ねた...
夢野久作 「暗黒公使」
...何かのおん物語りも種々(くさぐさ)とございましょうず...
吉川英治 「私本太平記」
...三暁を惜しむまで話しても語り尽きないものと人はいうけれど...
吉川英治 「親鸞」
...久しぶりで一杯さすのだが」などと独り語りにいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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