...天下第一の大学者とならんと一詩をのこして新潟の学校を去り在所(ざいしょ)にかえりて伯父に出京の事を語りしに...
饗庭篁村 「良夜」
...日本に行(ゆき)て政府のために尽力(じんりょく)したしと真面目(まじめ)に語りたることあり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...ほとんど一睡もしなかったことを語り...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...警察同士で語り合っているこの説明を聞いた時には思わずギクンとなりました...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...其父母に語りて曰く...
高木敏雄 「比較神話学」
...妻とも語り合った次第...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...二人は小声で語り合うのさえ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は話しているうちにすっかり熱して、酔ったようになって話を続けたが、語り終わった時、不意ににやりとした...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...竜之助は山崎譲と夜(よ)更(ふ)くるまで語り合ったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...娘はホッとした様子で、語り進めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全く人間の知らない未可見の事實を語りあつて居るといふことは...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...横光利一とウイスキーのみつゝ一時すぎ迄語り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ほんとうの精神を語りました...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...「私もばか者の話を一つしよう」中将は前置きをして語り出した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...隣の畠から大根をひきぬいて大師に供したとかいう語り伝えがある...
柳田国男 「故郷七十年」
...藤田東湖に語りて曰く...
山路愛山 「英雄論」
...というように岡安は語り継いだ...
山本周五郎 「さぶ」
...……では、これからわしの意中を打ち明けるが、決して誰も止めないでくれよ」と盧俊儀(ろしゅんぎ)は、過日来の易(えき)の一条と、血光ノ災のこととを、語りだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
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