...話のつづきを語り始めた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...この女の今日の仕草も記念として語り伝えられるであろう」そう言い結んだ時に...
太宰治 「駈込み訴え」
...とにかく義太夫の語り口には...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...がしかしその物語りは始めから終りまでつまらないそして馬鹿気た事じゃという事を見抜くに充分なだけは知ってますわい...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...低く語り合っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...相変らず能弁に新撰組後日物語を語りながら歩いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...二三日前から泊りこんでいる浪花節(なにわぶし)語りの夫婦が...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「男同士で語りあいたい」といった時間を...
火野葦平 「花と龍」
...左手に持った四角折りの手拭で、右耳をおさえると、平気な顔で、「……世の味気なさ、身一つに、結ばれ、とけぬ片糸の……」顔を紅潮させ、一段と、声を張りあげて、語りつづけた...
火野葦平 「花と龍」
...一本腕はさらに語り続けた...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...埋もれはてし遠き世のおぼろなる昔語りとなりにけり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...それなども明治文学の文献的研究では語りつくされません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日本の独占資本とこの富農との結合方向が見えていることなど最近の農地農民の問題を語りあった...
村山俊太郎 「石をしょわずに」
...自然に物を語りまた歌舞せざるを得なかったものと思われる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...私は一夜その十七号で幸山船長と語りあかした...
山本周五郎 「青べか物語」
...つつましさのなかに娘らしい憧(あこが)れや夢をまじえて語り合っていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...双方のびやかにお茶を嘗(なめ)てお菓子を嗅いで眼や口を細くして語り合いながら...
夢野久作 「鼻の表現」
...雄々しい武者物語りも...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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