例文・使い方一覧でみる「言わば」の意味


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...言わば、典型的な有閑階級に属する人間でした...   言わば、典型的な有閑階級に属する人間でしたの読み方
海野十三 「赤耀館事件の真相」

...此の場合に於ける彫刻とは言わば高次の彫刻を意味する...   此の場合に於ける彫刻とは言わば高次の彫刻を意味するの読み方
高村光太郎 「ミケランジェロの彫刻写真に題す」

...言わば「その台の傾向・癖」を探り当てようと眼の色をかえているのだ...   言わば「その台の傾向・癖」を探り当てようと眼の色をかえているのだの読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...それで科学者は眼前に現われる現象に対して言わば赤子のごとき無私無我の心をもっていなければならない...   それで科学者は眼前に現われる現象に対して言わば赤子のごとき無私無我の心をもっていなければならないの読み方
寺田寅彦 「「手首」の問題」

...言わば取り止めのない悪夢のような不安の陰影が国民全体の意識の底層に揺曳(ようえい)していることは事実である...   言わば取り止めのない悪夢のような不安の陰影が国民全体の意識の底層に揺曳していることは事実であるの読み方
寺田寅彦 「天災と国防」

...言わば見ても見ぬふりをして過ぎて来た...   言わば見ても見ぬふりをして過ぎて来たの読み方
寺田寅彦 「備忘録」

...これは言わば固液気三態の原子構造の説明と見られる...   これは言わば固液気三態の原子構造の説明と見られるの読み方
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」

...それは畢竟(ひっきょう)言わば作者Aと作者Bとの共同によって成り立った「共通人」Cといったような一人の仮想的個人の詩か小説であるのと何も変わったことはないであろう...   それは畢竟言わば作者Aと作者Bとの共同によって成り立った「共通人」Cといったような一人の仮想的個人の詩か小説であるのと何も変わったことはないであろうの読み方
寺田寅彦 「連句雑俎」

...音楽で言わば長音階と短音階との対立を連想させるものもある...   音楽で言わば長音階と短音階との対立を連想させるものもあるの読み方
寺田寅彦 「連句雑俎」

...言わば墳墓の壁によってすべてのものからへだてられて...   言わば墳墓の壁によってすべてのものからへだてられての読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...その歩き方はまあ言わば不器用ではあるがまた独特の優美さを持ってること...   その歩き方はまあ言わば不器用ではあるがまた独特の優美さを持ってることの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...「此処(ここ)は言わば首陽山(しゅようざん)で御座るぞ...   「此処は言わば首陽山で御座るぞの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...あの娘(こ)は私の師匠の娘で言わば恩人だよ...   あの娘は私の師匠の娘で言わば恩人だよの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...言わば、まるで事物が存在していたように、眼前に実際どおりの姿で事物を想うことができるのである...   言わば、まるで事物が存在していたように、眼前に実際どおりの姿で事物を想うことができるのであるの読み方
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」

...どんなものにとっても自然なことであり本質的で不可欠なことは、言わば、予期される...   どんなものにとっても自然なことであり本質的で不可欠なことは、言わば、予期されるの読み方
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」

...「只さえ、どうにかして、浪路さまを現在の御境涯から蹴落し、君寵(くんちょう)を奪おうと、日頃から狙(ねら)いに狙っている女性(にょしょう)たちの耳に、この真相が達した破目には、まるで蜂の巣を、突付きこわしたような騒動が起るは必定(ひつじょう)――しかも、それが、大奥だけに止(とど)まる話であればまだしもじゃが、第一、三斎さま、駿河守さまの、御威勢も、言わば、浪路さまの御寵遇が、預かって力がある筋もござるし、このおふた方の権威が、又、世間の嫉(ねた)みを買うているわけゆえ、結局、どこまで煩(わずら)いがからまってゆくか、見当もつかぬ――それで、さすがの御隠居も、あらわにはお出しにならぬ、大分、御心配の御容子(ごようす)だが――」「でも、妙でござんすねえ――」と、お初が、いぶかしげに、「雪之丞のために、姿をおかくしになったとしたら、あの者を責め問うたなら、お行方は、すぐにおわかりになるでござりましょうに――」「ところが、それが、あの化性(けしょう)もの奴の不敵なところだ」と、門倉平馬は三白眼の白目を、剥(む)きだすようにして、「あれは、悉(ことごと)く御隠居の御信用を得ている上、実にきっぱりと、申しわけをいたしておる――いかにも、浪路さまより、身に余る仰(おお)せをうけたこともござりますが、当方は、河原者、人まじわりもつつしまねばならぬ身、ことさら芸道大切に、これまでとて、女性の肌にもふれておりませぬで、その御懇情(ごこんじょう)だけは、平にお忘れ下さるよう、申し上げたことでござります...   「只さえ、どうにかして、浪路さまを現在の御境涯から蹴落し、君寵を奪おうと、日頃から狙いに狙っている女性たちの耳に、この真相が達した破目には、まるで蜂の巣を、突付きこわしたような騒動が起るは必定――しかも、それが、大奥だけに止まる話であればまだしもじゃが、第一、三斎さま、駿河守さまの、御威勢も、言わば、浪路さまの御寵遇が、預かって力がある筋もござるし、このおふた方の権威が、又、世間の嫉みを買うているわけゆえ、結局、どこまで煩いがからまってゆくか、見当もつかぬ――それで、さすがの御隠居も、あらわにはお出しにならぬ、大分、御心配の御容子だが――」「でも、妙でござんすねえ――」と、お初が、いぶかしげに、「雪之丞のために、姿をおかくしになったとしたら、あの者を責め問うたなら、お行方は、すぐにおわかりになるでござりましょうに――」「ところが、それが、あの化性もの奴の不敵なところだ」と、門倉平馬は三白眼の白目を、剥きだすようにして、「あれは、悉く御隠居の御信用を得ている上、実にきっぱりと、申しわけをいたしておる――いかにも、浪路さまより、身に余る仰せをうけたこともござりますが、当方は、河原者、人まじわりもつつしまねばならぬ身、ことさら芸道大切に、これまでとて、女性の肌にもふれておりませぬで、その御懇情だけは、平にお忘れ下さるよう、申し上げたことでござりますの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...〈もし影馬実に持つべき者なしと言わば...   〈もし影馬実に持つべき者なしと言わばの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...言わば起り掛かって止んだ縁談に過ぎないが...   言わば起り掛かって止んだ縁談に過ぎないがの読み方
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」

「言わば」の読みかた

「言わば」の書き方・書き順

いろんなフォントで「言わば」


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堅苦しくなる   腰を落ち着けて   においがする  

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