...それで、言わば、太陽は『すべての物の始源』であって、これは野蛮人の考えるように地上の物だけについてもそう言われ、また全太陽系についても言われ得ることである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...言わば私の仕事はケネディ博士の御説を受けて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...絵巻物の一画面は言わば静的である...
寺田寅彦 「映画芸術」
...言わば足の早い旅人のようなものである...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...言わばそういう方向への最初の試歩である...
寺田寅彦 「感覚と科学」
...言わば空間がねじれゆがんで来た...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...之は社会の言わば静力学的な構造に相当するだろう...
戸坂潤 「科学論」
...言わば憎悪にはじまった復讐の態度であった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...そこで言わば自分で自分を埋没さしてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言わば顔を顰(しか)めて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言わばジャン・ヴァルジャンの思想の奥底まで見きわめようとしたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言わば提灯(ちょうちん)に釣鐘...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言わば「貴族を殺そうとする貴族主義」である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...村人が獣を殺すと残肉を食い言わば村の掃除役だが...
南方熊楠 「十二支考」
...言わば、第二次大戦の中で、そして後で、その中にわれわれは、セレニティ(静けさ)を見たのだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...言わば見た目ばかりパッと綺麗な銀流しだあ! なんにならず...
三好十郎 「樹氷」
...言わば土地命名の動機がだんだん複雑になって行く一つの例と見られるのである...
柳田國男 「地名の研究」
...言わば日本の固有宗教の一つの癖であった...
柳田国男 「山の人生」
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