...彼らは激しい角逐を繰り広げた...
...今日の試合は、強豪同士の角逐だ...
...彼女たちは美貌を競い合い角逐する...
...業界での成功は、激しい市場角逐に勝利することにかかっている...
...両国は軍事力の角逐を続けている...
...かの巨大な原動力によつて動かされた驚くべき婦人の地位の変化は婦人が産業の角逐場に入りこんで以来如何に僅少の時日を経過したかを省みる時は誠に驚嘆せざるを得ないのである...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...大いにその泰西文明と角逐(かくちく)してその右に出ずるを得べき力を有するとは確信しているけれども...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
......
辻潤 「「享楽座」のぷろろぐ」
...眩しいような真昼の光の下に相(あい)角逐(かくちく)し...
寺田寅彦 「ある幻想曲の序」
...ほんとうに二匹の獅子が遊び戯れ相(あい)角逐(かくちく)しまた跳躍しているような幻覚をひき起こさせた...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...多くの場合に二つか三つの昇降機がほとんど並んで相(あい)角逐(かくちく)しながら動いている場合が多いということである...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...貴族的なものと平民的なものとの不規則に週期的な消長角逐があった...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...やっぱり彼らの種族を増殖するための重大な仕事に関係した角逐(かくちく)の闘技であるらしく思われる...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...他方ではまた他の科学国と対等の力をもって科学的な競技場上に相(あい)角逐(かくちく)しなければおそらく一国の存在を確保することは不可能になるであろうと思われる...
寺田寅彦 「北氷洋の氷の割れる音」
...イタリアの市場において仏国の製品と角逐(かくちく)せしめんとしたるがごとき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...日本の工業をして世界と角逐させる道は之をおいてはないし...
戸坂潤 「読書法」
...近頃(ちかごろ)それと人氣(にんき)を角逐(かくちく)しかけて來(き)た蹴球(しうきう)にしてもその今日(こんにち)を見(み)るまでには慶應義塾蹴球部(けいおうぎじゆくしうきうぶ)の隱(かく)れたる長(なが)い努力(どりよく)があつた...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...たがいに角逐競進(かくちくきょうしん)することは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すなわちそれがこのハンノキとハギ(萩)との角逐である...
牧野富太郎 「植物記」
...しかし学科課程上の西洋数学の採用は世界の角逐場裏に出て...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...血みどろな角逐(かくちく)を演じ出したのは...
吉川英治 「三国志」
...日本を日本だけにしか考えられない狭量と狭鼻がこの中で角逐(かくちく)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...戦国時代の群雄の角逐は...
和辻哲郎 「鎖国」
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