...膓窒扶斯なりとの診斷をきゝて...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...窒扶斯(チフス)菌の寿命北米シカゴ市ではミシガン湖から用水を取っているので市中の下水を湖水に流し込む訳に行かぬ...
寺田寅彦 「話の種」
...肺炎でも窒扶斯でもありませんな...
徳田秋聲 「和解」
...」「窒扶斯でもないんですか...
徳田秋聲 「和解」
...窒扶斯(ちぶす)で草葺の避病院が一ぱいになる年がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それでは窒扶斯(チブス)かも知れなかった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...その夜(よ)から風邪をひいて忽(たちま)ち腸窒扶斯(ちょうチブス)になったのだという医者の説明をそのまま語って...
永井荷風 「すみだ川」
...医者は窒扶斯(チブス)か...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...發疹窒扶斯と膓窒扶斯との鑑別診斷でぐつと行詰つてしまつた...
長塚節 「開業醫」
...父の病気は恐るべき腸(ちょう)窒扶斯(チフス)でした...
夏目漱石 「こころ」
...窒扶斯(ちふす)が...
夏目漱石 「それから」
...腸窒扶斯(ちょうチフス)に変化したため...
夏目漱石 「門」
...腸窒扶斯(ちやうチフス)に變化(へんくわ)したため...
夏目漱石 「門」
...所で明治三年酷(ひど)い腸(ちょう)窒扶斯(チフス)を煩(わずら)い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...窒扶斯(チフス)を防ぎ実扶的里(ジフテリ)を直すことが出来る...
森鴎外 「妄想」
...腹の上へ鷲鳥が下りた夢の跡で腸窒扶斯が発し...
森鴎外 「夢」
...腸窒扶斯(チフス)を解熱剤で退治しようとするのと同じ庸劣な処置です...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...窒扶斯(チフス)ぢやあないかつてお医者さまは云ふんですけれど...
吉井勇 「酔狂録」
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