...本多子爵に親炙(しんしや)して...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...出來るならば先生に親炙して教を請ひたいと思つてゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...日夕親炙(しんしゃ)したものの求めにさえ短冊の揮毫は固く拒絶した...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...その方から見れば先生に親炙(しんしゃ)した人達が見ると...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...もっともよく蕪村に親炙(しんしゃ)した点においては几董に似ていますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...私が「埋字」のことなどを申し上げたのもこの古人の句に親炙(しんしゃ)する...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...そのためにこの文明の利器に親炙(しんしゃ)する好機会をみすみす取り逃がしつつ...
寺田寅彦 「蓄音機」
...朝夕親炙(しんしゃ)いたしておれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...世の常の人が偉人に親炙(しんしゃ)していると...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾人は道庵先生に親炙(しんしゃ)すること多年...
中里介山 「大菩薩峠」
...更めて親炙すること唯一つである...
中原中也 「撫でられた象」
...これが私の人に親炙(しんしや)したい気持の満たし方であり又...
中原中也 「亡弟」
...左程先生に親炙する機會もなく...
西田幾多郎 「井上先生」
...晩年の大記者黒岩先生に幾度か親炙(しんしゃ)し...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...その温和柔順の天稟(てんぴん)をもって朝夕英国の教師に親炙(しんしゃ)し...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...親炙(しんしゃ)する機会に蓬著したわけである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...それよりも私は両氏が各その親炙したヨーロッパ文学の影響が...
水野葉舟 「言文一致」
...次で英米人に親炙(しんしゃ)し...
森鴎外 「渋江抽斎」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??