...屹(きっ)と見越した...
泉鏡花 「婦系図」
...先を見越した梅村医師の言葉で...
徳田秋声 「縮図」
...この凶作を見越した米価の極度の騰貴は...
戸坂潤 「社会時評」
...将来を見越した場合には...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...それを見越した自分の直覚をとにかく頼もしくまた嬉(うれ)しく思っている...
夏目漱石 「こころ」
...今から先を見越した様な予言が出来る程進行していない...
「長塚節氏の小説「土」」
...予定を見越した上で行動する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...元文(げんぶん)以来の御改鋳(ごかいちゅう)でいずれ金の品位が高くなると見越したもんだから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...また一家を養う困難を見越した結果少しでも結婚が阻害されるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これはだれかねえ」としつこそうな声で言い姫君のほうを見越した時には...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...最もよく未来を見越した芸術家に期待せねばならぬ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索