...自然主義を誨淫文学と見做し社会主義を売国論と敵視する今日...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...其の来る時の定まらぬ危害は当分は来ぬものと見做して...
丘浅次郎 「人類の将来」
...隙人の道楽仕事の如くに見做し...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...現代インテリゲンチャを結局一種の階級と見做している...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――マルクス(K. Marx)はダーウィンの進化理論を以て自然界の歴史の唯物弁証法を証明するに外ならぬものと見做した...
戸坂潤 「辞典」
...国民がラジオを以て言論機関とも報道機関とも見做していないからで...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...国際的現実から孤立独立した一つの所与と見做し...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...多分インテリゲンチャ層(そういう層があると仮定して)を一つの社会上の職業定位と見做したことから来るのではないかと思うが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...私は彼の「第一哲学」という観念をこういう風に準備哲学のことと見做している...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...今ゐる所へ派遣せられたと見做しまして...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...その中でばかり生きてゐるために卑しいと一寸見做しがたくなつてゐる奴が珍しくない...
中原中也 「生と歌」
...これを越えるものを常住不變なものと見做したのとは反對に...
三木清 「歴史哲學」
...ドロイセンは實にこれをもつて歴史的發展の根本形式と見做し...
三木清 「歴史哲學」
...例へば著名な實證主義者スペンサーは社會を有機體と見做し...
三木清 「歴史哲學」
...古代史と近代史とは二つの全く異つた法則の上に立つそれぞれの全體であると見做し...
三木清 「歴史哲學」
...世界の實體を盲目的な意志と見做した彼によれば...
三木清 「歴史哲學」
...歴史的意識が他のものを非歴史的と見做して...
三木清 「歴史哲學」
...彼奴(きゃつ)を国境脱出者と見做して手酷(てきび)しく責めてみましたが...
夢野久作 「人間レコード」
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