...彼の筆誅に罹りし高慢なる宗教家と政事家は彼を虚无党(きょむとう)と称し無神論者と見做したり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...ヨブを大罪人と見做し...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...物を暫時固定して居る如くに見做し...
丘浅次郎 「固形の論理」
...隣りの境界との間は絶対に同じであると見做して掛かるのである故...
丘浅次郎 「固形の論理」
...今日遺伝を論ずる学者達が生物の身体を遺伝単位なるものの集合であると見做し...
丘浅次郎 「固形の論理」
...すぐにこれを絶對確實な證人と見做して了ふといふことは...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...ドラマを人生と見做していた...
太宰治 「十五年間」
...重力の方則等までも近似的と見做したりするような考えは幾多の非難があるかもしれない...
寺田寅彦 「方則について」
...現代インテリゲンチャを結局一種の階級と見做している...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――マルクス(K. Marx)はダーウィンの進化理論を以て自然界の歴史の唯物弁証法を証明するに外ならぬものと見做した...
戸坂潤 「辞典」
...時の陸相荒木大将と呼応して大いに名を挙げた農村主義者のファシストとも見做していい後藤農相が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...非実用的なことばかり考えてる夢想家だと見做しているが...
豊島与志雄 「慾」
...多く主観的の現象と見做してよいように思う...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...單にそれを歴史の過程とは全く何等の關聯をももたぬ一の附隨物と見做して來た...
三木清 「歴史哲學」
...ドロイセンは實にこれをもつて歴史的發展の根本形式と見做し...
三木清 「歴史哲學」
...自分を助けくれた人を同類と見做し...
南方熊楠 「十二支考」
...繊弱を文化であると見做している...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼奴(きゃつ)を国境脱出者と見做して手酷(てきび)しく責めてみましたが...
夢野久作 「人間レコード」
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