...婦人賃金労働者の大軍中の極めて少数は男子と同じく労働を不断の流出と見做してゐる...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...各自の健康を増進することを以てその義務なりと見做し...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...彼等は尼を満州政府と見做し...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...隣りの境界との間は絶対に同じであると見做して掛かるのである故...
丘浅次郎 「固形の論理」
...今日遺伝を論ずる学者達が生物の身体を遺伝単位なるものの集合であると見做し...
丘浅次郎 「固形の論理」
...重力の方則等までも近似的と見做したりするような考えは幾多の非難があるかもしれない...
寺田寅彦 「方則について」
...それよりも理論水準が逆行しているものと見做しているのだ...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...支配的な社会単位と見做しているのも好い対照である...
戸坂潤 「科学方法論」
...科学を単純な一社会現象と見做した結果に過ぎないと考える向きも多いと思うが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...神様や仏様と見做したのだとすれば...
戸坂潤 「社会時評」
...時の陸相荒木大将と呼応して大いに名を挙げた農村主義者のファシストとも見做していい後藤農相が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それも文字の霊の媚薬(びやく)のごとき奸猾(かんかつ)な魔力(まりょく)のせいと見做した...
中島敦 「文字禍」
...全額を水田のためと見做しても...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...更に重要なことには科学によつてなされたる理解を普及せしめる」ことにあると見做してゐる...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...愛らしい女の人に對する觀念を單なる夢と見做しはじめてゐたので)...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...右の比率は数字の含意するところを立証するものとは見做し得ないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして我々の普通の意識もこのやうに存在としての歴史を運命と見做してゐるのがつねである...
三木清 「歴史哲學」
...然し彼がそれを第二次的なものと見做したのは...
三木清 「歴史哲學」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??