...裳裾(もすそ)もひかず...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
...夫人の裳(もすそ)が留まると...
泉鏡花 「婦系図」
...ノラさんより綺麗な方はないにきまつてゐますよ(左手の室に入る)ノラ (箱から衣裳を取り出す...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...そして貴方の弟さんの日記帳から破ってきた頁(ページ)をおかえししますわ」ジュリアは衣裳函(いしょうばこ)のなかから...
海野十三 「恐怖の口笛」
...蒼穹のように澄み切った眸(ひとみ)! 雪白の綾羅(うすもの)の裳裾(もすそ)長く地に曳きながら...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そうだとすれば尚更(なおさら)衣裳が必要な訳だし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...古ラシャのつぎのあたったメリヤスの裳衣一枚をつけてるだけだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「酷く粋な」上等らしい夏の衣裳が一とそろひ...
牧野信一 「小川の流れ」
...其処には二通りばかりの夏物の衣裳が...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...元禄袖の花衣裳をつけて...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...巻絹は裁(た)ち縫うて衣裳にすれども耗(へ)らず...
南方熊楠 「十二支考」
...年末には正月の衣裳(いしょう)を大宮は若君のためにばかり仕度(したく)あそばされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の衣裳袋が地面にあけられて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...しかし着ている上衣のがらは日本の能衣裳のようなもので美しい...
横光利一 「欧洲紀行」
...田舎(ゐなか)らしい拡がつた裳(ジユツプ)を着けて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...裳(も)の紐(ひも)を結ぶ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...白木の衣裳蓋(ぶた)へ乗せて...
吉川英治 「夏虫行燈」
...ノラは衣裳道楽だ...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
便利!手書き漢字入力検索