...▲戸川秋骨君が曾て大久保を高等裏店(うらだな)だと云ったのは適切の名言である...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...萩原の裏店(うらだな)に住む伴蔵(ともぞう)と云う者が覗(のぞ)いて...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...よくよく聞き糺(ただ)して見ると裏店(うらだな)と藁店を混同していたりする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どうせ裏店(うらだな)住まいの平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...裏店の小商賣を始めたところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新堀江町寄りの裏店(うらだな)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裏店(うらだな)ながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのころ七軒町の裏店から...
正岡容 「小説 圓朝」
...青梅の裏店の七兵衛という者が訪ねて来る...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...半年余の後油小路の裏店(うらだな)を(か)りた事を言つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其家は裏店(うらだな)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某街の裏店(うらだな)に住んでゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...裏店(うらだな)にいたものを内に入れることは出来ないのだと云ったのね...
森鴎外 「雁」
...左馬之助の住居はその裏店(うらだな)の...
山本周五郎 「百足ちがい」
...裏店(うらだな)育ちとは...
吉川英治 「治郎吉格子」
...あの濁り水のような裏店(うらだな)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おはぐろ溝(どぶ)の裏店(うらだな)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...文字どおりな裏店(うらだな)の室内へ上がって来ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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