例文・使い方一覧でみる「一向に」の意味


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...「見てくれ」のおどかしが一向に無い...   「見てくれ」のおどかしが一向に無いの読み方
石川欣一 「可愛い山」

...一向に見あたりません...   一向に見あたりませんの読み方
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」

...傷は致命傷だったと見えて苦しみもがいた様子は一向になかった...   傷は致命傷だったと見えて苦しみもがいた様子は一向になかったの読み方
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」

...一向におそろしくも何とも無い...   一向におそろしくも何とも無いの読み方
太宰治 「お伽草紙」

...此の先生からは一向に予定の反応を呼出すことが出来なかつた...   此の先生からは一向に予定の反応を呼出すことが出来なかつたの読み方
寺田寅彦 「蓑田先生」

...一向に知能(之は一種の人類的本能にも数えられよう)の発達していない分子は...   一向に知能の発達していない分子はの読み方
戸坂潤 「日本イデオロギー論」

...一向に構わんじゃないか...   一向に構わんじゃないかの読み方
豊島与志雄 「怒りの虫」

...拙者共は一向に不案内...   拙者共は一向に不案内の読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...どれが曲者やら一向に見當はつかない...   どれが曲者やら一向に見當はつかないの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...一向にそれを聽かないのは當然である...   一向にそれを聽かないのは當然であるの読み方
萩原朔太郎 「酒に就いて」

...一向にぴんと来ないとなれば...   一向にぴんと来ないとなればの読み方
林芙美子 「浮雲」

...その疾(はや)く放棄せられた研究心はその長寿に比べては一向に御芽出度く無い...   その疾く放棄せられた研究心はその長寿に比べては一向に御芽出度く無いの読み方
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」

...このムジナモは緑色で、一向に根はなく、幾日となく水面近くに浮んで横たわり、まことに奇態な姿を呈している水草である...   このムジナモは緑色で、一向に根はなく、幾日となく水面近くに浮んで横たわり、まことに奇態な姿を呈している水草であるの読み方
牧野富太郎 「ムジナモ発見物語り」

...歌よみに與ふる書仰(おほせ)の如く近來和歌は一向に振ひ不申(まをさず)候...   歌よみに與ふる書仰の如く近來和歌は一向に振ひ不申候の読み方
正岡子規 「歌よみに與ふる書」

...空は灰色に曇って気分も一向に冴えない...   空は灰色に曇って気分も一向に冴えないの読み方
松濤明 「春の遠山入り」

...一向に凹まされなんぞはしない...   一向に凹まされなんぞはしないの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」

...後に来る者に引継いで行ったものばかりでいわゆる智慮(ちりょ)ある人々は一向にこれに干渉していないのであった...   後に来る者に引継いで行ったものばかりでいわゆる智慮ある人々は一向にこれに干渉していないのであったの読み方
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」

...一向に働こうとしない父を毒づく...   一向に働こうとしない父を毒づくの読み方
山川方夫 「その一年」

「一向に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「一向に」


ランダム例文:
故である   ブラッシュ   皮肉な  

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