...彼は衒学的な話をするのが得意だ...
...衒学的な論文を書こうとしている...
...最近、衒学的な言葉が増えた気がする...
...彼女は衒学的な話をしてもなかなか理解できない...
...衒学的な表現は避けたほうがいい...
...この故に処女崇拝者は恋愛上の衒学者(げんがくしや)と云はなければならぬ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...馬琴の衒学癖(げんがくへき)は病(やまい)膏肓(こうこう)に入(い)ったもので...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...あの頑迷な衒学者のラニョンが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...しかしそれでもやはり頑迷な衒学者さ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...衒学者風に上ずった使い方がその習慣になっている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そこから無用に煩雑な衒学的な分析も出て来ないとは限らないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...衒学的な基礎工事に他ならないのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...より衒学的でもあり得る言論機構だ...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...一つの衒学(げんがく)的な峻厳(しゅんげん)さと思想上の専制主義...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...嬌媚(きょうび)や衒学(げんがく)を事としてる嫌味(いやみ)なものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...対位法的な衒学(げんがく)趣味に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...官界衒学者(げんがくしゃ)の暴君的専断...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...科学や文学や神学や哲学を自慢する嘴(くちばし)の黄色い衒学者(げんがくしゃ)ではないな...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は決してこんな事を衒学的に並べるのが本意ではありません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「文学を楽しむ」という衒学(げんがく)的な言葉が...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...源を洗つて見れば愚かな青年が不図したハズミで衒学家に変つたり...
牧野信一 「山を越えて」
...貴婦人に向ってラテン語を引用することが衒学的であることを詫びるのであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「甲寅叢書」の時は非常にペダンティック(衒学的)で...
柳田国男 「故郷七十年」
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