...特に兄弟たるべき東亜の諸民族からも蛇蝎(だかつ)の如く嫌われておるのは必ずしも彼らの誤解のためのみでは無い...
石原莞爾 「戦争史大観」
...三角星(さんかくせい)や天蝎宮(てんかつきう)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...この探求は自由主義者には蛇蝎(だかつ)のごとく憎悪(ぞうお)せられる種類のものであった...
江戸川乱歩 「影男」
...口先だけの印度の革命や独立などという論議を蛇蝎(だかつ)のごとく厭(いと)われて...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...其の黨人を視るや殆ど蛇蝎の如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の党人を視るや殆ど蛇蝎の如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この事ありてより余は書肆(しょし)を恐れ憎むこと蛇蝎(だかつ)の如くなりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...唯蛇蝎(だかつ)の如く忌(い)み恐れよかし...
永井荷風 「小説作法」
...滝のやうに降りかゝる流星花火の翼が蝎となつて鋏を伸ばし...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...蝎座の一端から仄かに流れ出てゐる銀河が北方の空高く竜巻山の上に翼を拡げる白鳥座を貫いて...
牧野信一 「夜見の巻」
...「蝎の火だな...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...」「蝎いゝ虫ぢゃないよ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そしたらいつか蝎はじぶんのからだがまっ赤なうつくしい火になって燃えてよるのやみを照らしてゐるのを見たって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ほんとうにこんなような蝎(さそり)だの勇士だのそらにぎっしり居るだろうか...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...」「蝎の火って何だい...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...毒蛇(どくじゃ)や悪蝎(さそり)がたいへんいますからお気をつけなさい...
吉川英治 「三国志」
...悪蝎(あっかつ)などの類(たぐい)を眷族(けんぞく)のように従え敵陣へ進む...
吉川英治 「三国志」
...解宝は双尾蝎(そうびかつ)とよばれている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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