...彼は改悛の意を示した...
...彼女は改悛しないようだ...
...教会では改悛を促す説教があった...
...多くの人々が囚人の改悛を信じている...
...犯罪者は刑務所で改悛することを余儀なくされる...
...もし五十川のおばさんがほんとうに自分の改悛(かいしゅん)を望んでいてくれるなら...
有島武郎 「或る女」
...改悛の念のない邪悪なある侯爵が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...改悛の状を示さないものは...
戸坂潤 「社会時評」
...死ぬまで改悛しない者は死ぬまで豫防拘禁されるかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...「改悛の状」を示すとは転向するということであるらしい...
戸坂潤 「社会時評」
...改悛という道徳的エネルギーに転化しようというのである...
戸坂潤 「社会時評」
...なぜなら、ここでもこの頃矢張治療主義(?)が、改悛主義が、流行するらしいからである...
戸坂潤 「社会時評」
...外国の犯人はあまり改悛(かいしゅん)するものがないとのことじゃ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...改悛(かいしゅん)をすすめたりして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その改悛者(かいしゅんしゃ)も罪なき者も...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決して改悛(かいしゅん)する必要がないと思うほど...
永井荷風 「妾宅」
...懲罰の主意とする処は改悛にあるや言うを俟たず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...此の少年に改悛の情無しと見たパラオ支廳の警務課が...
中島敦 「環礁」
...おまけに改悛の厳しい行いによって罪を償って徳性に至るという結構な道まで用意されている! まあ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...因業おやじさえ改悛すると考えましたし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まだ真に改悛(かいしゅん)したものとは看做(みな)しにくい所があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これは我々がいくらかでも改善改悛に向っているからであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...改悛を誓ったといわれているが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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