...イノシシに出会った時に、紅虎杖を使って威嚇して襲われないようにした...
...この地域には紅虎杖が自生していて、秋には美しい紅葉を楽しめる...
...茶道では、紅虎杖を香合に入れて香を楽しむ習わしがある...
...紅虎杖は、葉の形状が虎に似ていることからこの名前がついた...
...紅虎杖の根を漢方薬として利用することがある...
...虎杖坂(いたどりざか)...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...どこか虎杖(いたどり)を思はせるやうな青味と...
薄田泣菫 「独楽園」
...自分の虎杖の記憶には...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...三谷(みたに)の渓間へ虎杖取りに行ったこともあった...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...むしろの上に鶏卵や牡丹餅(ぼたもち)や虎杖(いたどり)やさとうきび等を並べた農婦の売店などの中に交じって蓄音機屋の店がおのずからな異彩を放っていた...
寺田寅彦 「蓄音機」
...これは恐らく私丈けの感じかも知れないが恰も虎杖は春の山の寶物の如く思つてゐた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...六尺もある虎杖(いたどり)が黄葉美しく此處其處に立つて居る...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...汀には竹林の如き虎杖がまだ花をもつて居る...
長塚節 「鉛筆日抄」
...葉を振るった落葉松の梢越しに、西沢峠つづき、虎杖ガレ、青カレ、やしほノ大カレなどの山々が、早くも暮色をただよわせつつ、近く高く連亘する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その下を歩いて根方を観察すると虎杖の茎などまだ鳥の脚の様に細い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...)大蒜 小蒜款冬(フキ)茗荷(メウガ)土當滿(ウド)百合 牛房〔蒡〕胡頽子(グミ)苺(イチゴ)虎杖(イタドリ)等なり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...その草の中にスクスクと抜け出た虎杖(すかんぽ)を取るために崖下に打ち続く裏長屋の子供らが...
水上滝太郎 「山の手の子」
...虎杖の方言歴史に関しては...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「多遅(たちひ)の花は今の虎杖の花也」とある虎杖も...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...虎杖をスカンポと呼ぶ区域も相応に広く...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...全版図の約半分の虎杖方言はこれで一先(ひとま)ず分ったとして...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...単語の近似は決してここに挙げた虎杖や土筆のみでない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...肉色の虎杖(いたどり)の花...
横光利一 「榛名」
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