...茄子畑(なすばたけ)の垣根にした藤豆(ふじまめ)の葉蔭(はかげ)ではなく...
泉鏡花 「海の使者」
...それは庭の藤棚(ふじだな)の藤豆(ふじまめ)がはねてその実の一つが飛んで来たのであった...
寺田寅彦 「藤の実」
...この一夕の偶然の観察が動機となってだんだんこの藤豆(ふじまめ)のはじける機巧を研究してみると...
寺田寅彦 「藤の実」
...藤豆(ふじまめ)のはじけるのも偶然であるのかもしれない...
寺田寅彦 「藤の実」
...藤豆のような大きな平たい莢(さや)の実が生(な)った...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...両側に藤豆と玉蜀黍(たうもろこし)とが人の丈よりも高く立つ細道...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...藤豆のぶら下った棚の下を...
蘭郁二郎 「鱗粉」
便利!手書き漢字入力検索