...何か目出度い薄っぺらな彫(ほり)のあるのを控えながら...
泉鏡花 「婦系図」
...そんな薄っぺらなものではない...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...貸蒲団らしい薄っぺらなのを...
高見順 「如何なる星の下に」
...何という薄っぺらな心境であろう...
種田山頭火 「最近の感想」
...それとも薄っぺらな詩人先生でも通りかかったら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...こんな薄っぺらなものが噴出されたとしても...
寺田寅彦 「小浅間」
...朗らかに柔らかい懈(だる)い薄っぺらな自然にひどく失望してしまったし...
徳田秋声 「蒼白い月」
...所が僕のは何もかも薄っぺらなのだ...
豊島与志雄 「野ざらし」
...痩せた薄っぺらな胸から...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...貴様のような薄っぺらな人間でも大臣大将の先に立って歩けるんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...自身の薄っぺらな腸(はらわた)を見せつけているようでイヤだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...今のところは薄っぺらな人気の煽動でどうでもなるんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...さっきから手垢(てあか)のついた薄っぺらな本を見ていた松さんが急に大きな声を出して面白い事がかいてあらあ...
夏目漱石 「琴のそら音」
...あたし見たいに薄っぺらなものは...
夏目漱石 「明暗」
...お道のおしゃれで薄っぺらなのがだんだん嫌になったのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ジョーゼットまがいの悪く新しがった薄っぺらなところ...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...それから枕(まくら)もとに投げ出されている私の所有物でないハイネの薄っぺらな詩集...
堀辰雄 「旅の絵」
...そうして色の薄っぺらなこと...
柳宗悦 「雲石紀行」
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