...蕭然として独り落暉に対す...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...孤影蕭然たる案山子(かかし)に問へ...
芥川龍之介 「八宝飯」
...小使部屋の前にくると内で蕭然(しょんぼり)と...
岩村透 「死体室」
...架上(かしやう)蕭然(せうぜん)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...人(ひと)散(ちれ)ば演場(しばゐ)の蕭然(さみしくなる)を厭(いと)ふゆゑなるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
... 255皆蕭然と元戎に耳傾けて座に並ぶ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...四絃一撥(ばつ)蕭然(しょうぜん)として曲(きょく)終るまで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蕭然(しょうぜん)たる書生のみ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...六月の十日というに孤影蕭然(しょうぜん)として東海道列車に乗りぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ひとり机に対して蕭然と坐っているところへ...
久生十蘭 「魔都」
...思わず蕭然と襟を正した...
久生十蘭 「魔都」
...また四辺(あたり)蕭然(ひっそ)となって...
二葉亭四迷 「浮雲」
...で蕭然たるうちに物皆萠(も)ゆる生氣は地殼に鬱勃としてゐる...
三島霜川 「解剖室」
......
三好達治 「朝菜集」
...蕭然自適」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...杪冬猶是属蕭然...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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