...あの喇叭(らっぱ)に似ているのもやはり法螺貝(ほらがい)と云うのであろうか? この砂の中に隠れているのは浅蜊(あさり)と云う貝に違いない...
芥川龍之介 「少年」
...小さな原場(はらっぱ)ぐらい小広うございますのに――それでも左右へ並ばないで...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...何も知らないのです」としらっぱくれていった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...大審判日(おほさばきのひ)の喇叭手(らっぱしゅ)よ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そのすぐ背後から、またも突然に、「すっぱと、らっぱと、待ったった」「すっぱと、らっぱと、待ったった」こういうかけ声をしながら、息せききって走(は)せつけて来るものがあるのですから、源松は、その行手を慮(おもんぱか)らないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...右のふくらっぱぎに...
林芙美子 「クララ」
...らっぱのあいだに拡がって行って...
牧逸馬 「舞馬」
...盾や喇叭(らっぱ)を竜頭で飾ったのだから...
南方熊楠 「十二支考」
...せめてあの喇叭(らっぱ)の音だけでも聞くが好(い)い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ブランデーをガブガブと喇叭(らっぱ)飲みにしていた...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...おそらくは乱波(らっぱ)の流布(るふ)?」と...
吉川英治 「私本太平記」
...足利方の乱波(らっぱ)の探りでは...
吉川英治 「私本太平記」
...早くにこの附近へ乱波(らっぱ)を入れておき――その煙を見つつ...
吉川英治 「私本太平記」
...乱波(らっぱ)の役をひきうけてやるなどは――どう考えても...
吉川英治 「新書太閤記」
...武田家の乱波組(らっぱぐみ)(隠密)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...乱波(らっぱ)(敵国に潜入する第五列)もやれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...乱破(らっぱ)をつかって...
吉川英治 「新書太閤記」
...喇叭(らっぱ)の音がきこえた...
吉川英治 「松のや露八」
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