...レイボールドの『米国書目』は米国書目中の貴重書として珍重されて時価著るしく騰貴しているが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...出獄する時分に著る著物を至急仕立てて送らうかと相談したり...
高濱虚子 「續俳諧師」
...(孝徳の発達はむしろ著るしく支那に見ることを得べけれど)さはれ忠孝や...
綱島梁川 「国民性と文学」
...之に半年苦心すれば英語の読書力と理解力は著るしく進歩する...
戸坂潤 「獄中通信」
...市の膨張は半世紀前に比ぶれば著るしいものである...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...一の著るしい變化と跳躍とが見られるから...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...国情の著るしい欧風化は...
萩原朔太郎 「家庭の痛恨」
...この數年來著るしく傳統的な日本趣味に惑溺してゐる...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...この著るしい両極的の対照は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...著るしいコントラストをしているかが解るだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この点が西洋と著るしくちがっている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...詩と他の文学との表現上に於ける著るしい特色は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...何よりも著るしいのは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その著るしい例であらう...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...作曲の方法が著るしい変つて来てゐることである...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...通商貿易の結果として著るしき發達を遂げた都市といふものは...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...羅を昼の間は著るごとし女めきたる初秋の雨静かに降る糸のやうな初秋雨の印象である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...おそらくは人口に著るしく影響を及ぼすほど数多くは行われるものであるまい...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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