...「この植物の葉脈が美しいね...
...「葉脈に沿って切ってください...
...「この葉脈を見ると、何となく懐かしい気分になります...
...「葉脈が入ったデザインの布が欲しい...
...「葉脈を手本にして、絵を描いてみた...
...葉脈に似た斑紋があり...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...手は葉片と葉脈とをもった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その葉脈の一つ一つを歓喜に波打たせながら...
寺田寅彦 「芝刈り」
...芋の葉と形はよく似ているが葉脈があざやかな洋紅色に染められてその周囲に白い斑点(はんてん)が散布している...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...日暦(カレンダー)の日づけや草の葉の細かい葉脈まで克明に描(か)いてあり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...葉脈のあとを白いすじにして...
本庄陸男 「石狩川」
...その他中央より発出する葉脈は右の葉頭葉底に走る葉脈の左右に必ず同数を以て発出して居ります...
牧野富太郎 「植物記」
...葉はツバキより少々狭く葉質は剛くて表面の葉脈は溝路を呈(あら)わしている特徴がある...
牧野富太郎 「植物記」
...葉面(ようめん)の中央には隆起(りゅうき)せる葉脈(ようみゃく)が現(あらわ)れている...
牧野富太郎 「植物知識」
...葉脈の色がちがうのでしょう? そんなに新しい葉を萌え立たせたというのは本当に感心だこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...葉脈のようなうすあおいものがすいて見えた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...馬鈴薯の転がった板の間の笹目から喰み出した夏菜類の瑞瑞しい葉脈――雨が霽れたり降ったりしている...
横光利一 「夜の靴」
...白菜の見事な葉脈の高く積っているあたりから...
横光利一 「夜の靴」
...雪を冠った鉾杉の幹の下でぷつぷつ切れてゆく葉脈の匂いが強く発ち...
横光利一 「旅愁」
...庭の木の葉脈まで父の血管に似て見えた...
横光利一 「旅愁」
...葉脈等を明(あきら)かに示せるピリイムシセ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼の神経は木の葉の葉脈に結びつく...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...そして同じく葉脈のすじを浮かして見せるほどの鮮かな色に黄葉している...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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