...落ち着く先は見当らぬ...
石川三四郎 「半農生活者の群に入るまで」
...どうせそれまでは気の落ち着くことはないのですから...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...心が落ち着くようになる...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...非常に気分がゆったりするね」「いい家でしょう? 大森と孰方(どっち)がよくって?」「ずっとこの方が落ち着くね...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...大地にわが体の落ち着くまでに敵を仕留むるの覚悟をせよ」とかいう文句がある...
寺田寅彦 「空想日録」
...残りの円筒形の羊羹はちょっと吹くとまた竹筒の底に落ち着くのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...一軒の真綿屋へ落ち着くことになり...
徳田秋声 「縮図」
...いつでも病人はしばらくのあいだ落ち着くものだった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...かく心が落ち着くとともに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それで誠一が代償の人形をきょう町から買ってくることに落ち着くらしい...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...岩の上へ坐って少し落ち着くと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ごたごたもすぐ落ち着くさ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...なにか心が落ち着く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...畏れ入りて静まり落ち着くのかと想う...
南方熊楠 「十二支考」
...蠍はたちまち宙返りして腹を下にして落ち着く...
南方熊楠 「十二支考」
...共に暮してみて落ち着くもの...
柳宗悦 「民藝四十年」
...笑われれば笑わるるほど落ち着く性質の女であるかのように見えた...
夢野久作 「暗黒公使」
...何処へ落ち着く目的(あて)もなく歩きだした...
吉川英治 「剣難女難」
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