...家での荷厄介な物を整理する時間が欲しい...
...彼は荷厄介な物を持っていたので、手伝った...
...荷厄介な手続きは、代わりにあなたがやるといいですよ...
...あの女性はいつも荷厄介なことばかり言う...
...転勤で荷物が増えて、かなり荷厄介な状態になってしまった...
...何時までも兄の所の荷厄介になつて...
有島武郎 「お末の死」
...偶々(たま/\)荷厄介(にやつかい)にして箪笥(たんす)に蔵(しま)へば縦令(たと)へば虫(むし)に喰(く)はるゝとも喰(く)ふ種(たね)には少(すこ)しもならず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...男にとつて何よりも荷厄介である...
薄田泣菫 「茶話」
...半ばは荷厄介にもしていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...いかにもこの相手が荷厄介(にやっかい)らしく...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...荷厄介になりそうな「民衆の利便」とか「社会政策」とか「国民生活の安定」とか...
戸坂潤 「社会時評」
...――本当に自分自身の肉体と血とをもった人間であることさえ荷厄介にして...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...却って荷厄介さ...
豊島与志雄 「自由人」
...「かうだ婆等(ばゞあら)だつてさうだに荷厄介(にやつけえ)にしねえでくろよ...
長塚節 「土」
...今までそれを荷厄介(にやっかい)にしているという事自身が...
夏目漱石 「明暗」
...前と後(うし)ろの間違だけであの声の出る所へ行く事が出来なかったのです」寒月はにやにや笑いながら例のごとく羽織の紐(ひも)を荷厄介(にやっかい)にしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それに不相応なつまらない格式とを荷厄介にして居る青年の一人ですが...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...女を荷厄介(にやくかい)に考へてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...それほど荷厄介にするなら...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...すでに荷厄介(にやっかい)になっていて...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...荷厄介な遺族を殘されて...
三島霜川 「自傳」
...誰でもこれを荷厄介(にやっかい)にして...
柳田國男 「地名の研究」
...荷厄介に過ぎぬ植民も二百人を超えていた...
和辻哲郎 「鎖国」
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