...家での荷厄介な物を整理する時間が欲しい...
...彼は荷厄介な物を持っていたので、手伝った...
...荷厄介な手続きは、代わりにあなたがやるといいですよ...
...あの女性はいつも荷厄介なことばかり言う...
...転勤で荷物が増えて、かなり荷厄介な状態になってしまった...
...何時までも兄の所の荷厄介になつて...
有島武郎 「お末の死」
...先ず荷厄介な木の履物を...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私は自分が子供の犠牲になって一生を無意味に送って子供の過重な荷厄介になって持てあまされるよりははるかにいい事だと思っています...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...家中(うちじゅう)がどれほど猫を荷厄介(にやっかい)にして心配したか知れない...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...瓶が少々荷厄介(にやっかい)になって来ている...
梅崎春生 「幻化」
...やくざな荷厄介な物は...
薄田泣菫 「茶話」
...枝にとつてたいして荷厄介になりさうにもない...
薄田泣菫 「独楽園」
...われわれの家はすこぶる荷厄介なしろものでわれわれはしばしばそこに住んでいるというよりは閉じこめられているといった方が適切であり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...交戦中の捕虜は荷厄介として全て殺してしまうぼくたちも...
田中英光 「さようなら」
...いまでは荷厄介(にやっかい)です...
谷譲次 「踊る地平線」
...いかにもこの相手が荷厄介(にやっかい)らしく...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...昨日の哲学者も今日はやっぱり自分の家を荷厄介に引きずりながら...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...荷厄介になりそうな「民衆の利便」とか「社会政策」とか「国民生活の安定」とか...
戸坂潤 「社会時評」
...「かうだ婆等(ばゞあら)だつてさうだに荷厄介(にやつけえ)にしねえでくろよ...
長塚節 「土」
...それに不相応なつまらない格式とを荷厄介にして居る青年の一人ですが...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...己の一番荷厄介にしないのは横着物だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人人にとって私は非常な荷厄介な人物だ...
横光利一 「夜の靴」
...途中や戦場での荷厄介(にやっかい)が予想されるし...
吉川英治 「新書太閤記」
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