...藁ずきの紙にもあるか君が身は瀧見に行かず雨づゝみするかえし雨雲のおほひかくさば二荒山行きて見るとも多岐見えめやも此(この)夕長塚来りて...
伊藤左千夫 「滝見の旅」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...近く面前に赤城の荒山...
大町桂月 「赤城山」
...右方に荒山見え初め...
大町桂月 「赤城山」
...鍋割、荒山は、地藏に遮らる...
大町桂月 「赤城山」
...帝展以外の方面もひっくるめてやっと思い出しのが龍子(りゅうし)の「二荒山(ふたらさん)の絵巻」...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...荒山の狹沼うしはく...
長塚節 「長塚節歌集 上」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...三年前神隱しに逢つて野州二荒山(ふたらやま)の奧に居たといふ和泉守一子鐵三郎が江戸に立還(たちかへ)り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「何を女、奉幣使様の唐櫃だぞ」「だから止めるんじゃないか、白山は荒山だよ、そんな素姓の知れない荷物に名前を付けて、お前達のような汚れた人足が背負い上げちゃ、罰が当るよ、畜生ッ」「な、なんだと、汚れは雌(めす)の方だ、退(ど)かねえと、谷底を見せてやるぞ」「見せてもらおうじゃないか」「何をッ」立ち騒ぐ若党達の後ろから、奥村主殿と大野の鶴次郎が漸(ようや)く追い付きました...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...二荒山雲を放たず日もこぼれ雨もこぼるる戦場が原男体白根は雲中に出没し...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...マキ八隅知之(やすみしし)吾大王(わがおほきみ)……真木立(まきたつ)荒山道乎(あらやまみちを)石根(いはがねの)……マキはまたマケともいわれる...
牧野富太郎 「植物記」
...そうしたら深い谷々を蔵(ぞう)している荒山(あらやま)も...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(二荒山神伝...
柳田國男 「日本の伝説」
...鼠(ねずみ)に月を吐(は)き出(い)だす雲夕菊(せきぎく)秋山(あきやま)に荒山伏(あらやまぶし)のいのる声 翁樵(こ)る人も無くこけし神の木友五(ゆうご)是(これ)などは鼠は頼豪阿闍梨(らいごうあじゃり)などの聯想(れんそう)もあって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ここの荒山草寨(こうざんそうさい)をお住居として...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なだれたち雪とけそめし荒山に雲のいそぎて雨降りそそぐ上野(かうづけ)榛名(はるな)山上榛名湖にて...
若山牧水 「樹木とその葉」
...なだれたち雪とけそめし荒山に雲のいそぎて雨降りそそぐ上野榛名(かうづけはるな)山上榛名湖にて...
若山牧水 「なまけ者と雨」
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