...しかし単に道路だけでなくまた『さまよう者』を意味する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...世界の奈邊(どこ)かにさまようて居るかも知れぬ...
石川啄木 「漂泊」
...殊に当時の女学生間にはこの為永(ためなが)を今様(いまよう)としたような生温(なまぬる)い恋物語が喜ばれて...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...だまって爪楊枝(つまようじ)をしきりに使っていました...
梅崎春生 「Sの背中」
...たとえば爪楊枝(つまようじ)を何ページ目かに挟(はさ)んでおいて...
谷崎潤一郎 「鍵」
...この神苑の花の下をさまよう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そここゝさまようたが...
種田山頭火 「旅日記」
...うろつきさまようかのような...
中井正一 「地方文化運動報告」
...それがまだこの辺を宙にさまようて出没しているのは奇怪千万(きっかいせんばん)のことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あてどもなくさまようて居ると...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...その男さえ方途にまようような来る日来る日は...
本庄陸男 「石狩川」
...たちまちにして幾千という小みちの間にふみまようのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中にさまよう精神病者じゃ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...沙漠をうれいさまようた鼻がありました...
夢野久作 「鼻の表現」
...湯気のさまよう湯町の辻へ駆けだしました...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼の心は路頭をさまよう子に似ていた...
吉川英治 「私本太平記」
...街をさまようているそうな...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...聖道門(しょうどうもん)の自戒や懐疑にさまようているだけなのだ...
吉川英治 「親鸞」
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