...寶兒は側(そば)に坐って茴香豆(ういきょうまめ)を食べている...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...筍の塩漬や茴香豆(ういきょうまめ)の皿盛を取ることが出来る...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...茴香豆の茴の字は...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...その時茴香豆は彼の手から一つ一つ子供等に分配され...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...茴香(うゐきやう)の匂...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...学名は日本産大茴香(だいういきょう)...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...秋は茴香(うゐきやう)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
......
高浜虚子 「俳句への道」
...それから塩漬けの茸か茴香(ういきょう)漬けの胡瓜をちょっとつまんで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...茴香(ういきょう)の香(かお)りが漂ってきた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...葱や大蒜(にんにく)や茴香...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...お種人參(たねにんじん)と忍冬(にんどう)と茴香(うゐきやう)が匂はなきやならないわけなんだが」「どこで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...フオル・ボロン氏は茴香酒(ペルノオ・フィス)の匂いのする赤鼻の肥大漢...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...茴香(ういきょう)とサフランの香に悩みながら...
久生十蘭 「予言」
...どんなのがあるんだい?」「茴香酒(アニーソワヤ)がございますよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...極楽鳥のめでたきとは うたたねの夢路に人の逢ひにこし蓮歩のあとを思ふ雨かな であり 春の磯恋しき人の網もれし小鯛かくれて潮けぶりしぬ であり 来鳴かぬを小雨降る日は鶯も玉手さしかへ寝るやと思ふ であり 恋人の逢ふが短き夜となりぬ茴香の花橘の花 である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...また竜が茴香(ういきょう)をもってその眼をみがき明らかにするのを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...シトロンでも煽(あふ)る調子で食事毎(ごと)に葡萄酒や茴香酒(アブサント)を飲む...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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