...親元を離れて、一人暮らしを始めた...
...子供たちを親元に預けて、旅行に行く...
...大学を卒業したら、親元を離れて就職するつもりだ...
...親元に戻って、しばらく休むことにした...
...彼は親元を守るために、地元の企業に就職した...
...ついでの人にたのんで田舎の親元へ送ってやる程の珍らしい心掛けの若者であったから...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「あれは、何人かと約束しているのですよ、親元になって、儀式さえあげてやればいいのですよ、早く婚礼をさそうじゃありませんか」「じゃ、この金は、女の方からもらったのだね」李幕事はそう言って銀を手に取りあげた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...昨夜(ゆうべ)室の親元から...
徳田秋声 「爛」
...親元身請ということにして...
豊島与志雄 「肉体」
...その親元と交渉の末...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...七全くどうにも仕様のないこの場合に立至っては今更のめのめと柳絮(りゅうじょ)が親元の紙問屋へ相談にも行かれず...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...親元のよくねえのをブチまけると言っちゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その娘は拙者が親元になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わけても奉公人たちの親元や前身を調べさせることにし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はじめて逢った芸者を落籍(ひか)してそのまま親元へ帰してやったなんて話まであるてえんだ」「だいぶ怒っているようだネ」「それゃ面白いわけはない...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...かねは身請けされて親元に在(い)たところ...
南方熊楠 「十二支考」
...よく近所の少年らの親元から...
室生犀星 「幼年時代」
...「あなたの気持ちを訊いてみてから決めるのが本当だが、どうも、あれが気が急くとみえて、独り合点で、親元のほうへも、もう手紙を出したとか言っていますが」と、師匠は言った...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...隊では親元へ電報を打つと...
山本周五郎 「青べか物語」
...ただ親元へ帰るというだけで...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...親元へ帰らなければなりませんから」「そのお茶をお飲み」と甲斐がやさしく云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そのうち親元へ返すことになるだろう...
山本周五郎 「柳橋物語」
...彼の親元である江戸の狩野善納という貧乏画家へ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
便利!手書き漢字入力検索