...茨木無煙よりもずツと安く...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...袴垂、鬼童、茨木、一条戻橋の鬼なども、その盗賊の一人であろう...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...「茨木と、菊畑と、それから外に何やったか………」雪子は、梅子が二階へ上って来たのをしおに、梅子ちゃん、下へ行こうと、その手を取って降りて行ったが、「こいさんは?」と、二人になると鶴子は云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...先日切腹の茨木ら四人の犠牲で結論がついている...
中里介山 「大菩薩峠」
...山崎をすぎて雨おほいに到る天霧(あまぎ)らふ吹田(すゐだ)茨木雨しぶき津の國遠く暮れにけるかも九日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...茨木なんかおやめにして...
久生十蘭 「雲の小径」
...茨木はこの月のはじめに...
久生十蘭 「雲の小径」
...奥から茨木が小走りに出てきた...
久生十蘭 「雲の小径」
...茨木が覚醒してハッキリした声をだした...
久生十蘭 「雲の小径」
...「茨木屋(いばらきや)の店は下の辻(つじ)にあります」姑はあちらを向いたままそう云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「茨木屋でございます...
山本周五郎 「風流太平記」
...茨木屋へも数人の客が入った...
山本周五郎 「風流太平記」
...茨木(いばらき)の中川清秀も...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が両手と恃(たの)んでいる二人の協力があるからです」「茨木(いばらき)の中川瀬兵衛と...
吉川英治 「新書太閤記」
...茨木城(いばらきじょう)は開城されたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...瀬兵衛は茨木の城主だし...
吉川英治 「新書太閤記」
...――のみならず、一面、疾(と)く檄(げき)を飛ばしていた高槻の高山、茨木の中川、伊丹の池田などの、わが麾下(きか)と見なしていたところの諸将も、いい合わしたように、ひとりとしてここに会合する者を見ないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...「筒井は望みなかろうか」「十中八、九までのところ、まずお味方には参りますまい」「秀吉阻止の策は、如何(どう)したものだろう」「伊丹、茨木、高槻などの諸勢も、はや秀吉に款(かん)を通じおるものと見るほかありません...
吉川英治 「新書太閤記」
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