...一種の若返り法として用いるもよろしく...
海野十三 「発明小僧」
...大いに若返り、活躍することを、我人ともに、切望するところである...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...若返りの博士はからだでする表情をもう少し腹の中へしまい込んだ方がこの映画の俳諧的雰囲気に相応わしいのでないかと思われた...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...昔の人間でも貝原益軒(かいばらえきけん)や講談師の話の引き合いに出る松浦老侯(まつうらろうこう)のごときはこれと同じ種類に属する若返り法を研究し実行したらしいようであるが...
寺田寅彦 「映画と生理」
...義歯もたしかに若返り法の一つである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...「そう……だがそんな話で若返りはしないね……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...第二十三章 若返りの工夫いつも若い人目前の現実世界を離れて...
新渡戸稲造 「自警録」
...これすなわち僕の若返りの工夫(くふう)である...
新渡戸稲造 「自警録」
...そはとにかくに前の歌の結句といひこの歌の結句といひ思ひきりて佶屈(きっくつ)に詠まるる処を見れば作者も若返りていはゆる新派の若手と共に走りツこをもやらるる覚悟と見えて勇ましとも勇ましき事なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...事實としての歴史の要求するに從つて古き過去の歴史も若返り...
三木清 「歴史哲學」
...三度まで若返りたるという事なり(『類聚名物考』一七一)...
南方熊楠 「十二支考」
...ミネカニエロこれを聞いてその鶏を盗み、殺して石を取り、青年に若返り、金銀荘厳の宮殿に住む...
南方熊楠 「十二支考」
...どこまで若返りたいのであろうと醜く思った源氏は皮肉に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御自身がお若返りになりましたので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...猿の睾丸(きんたま)を使って若返り法を研究しているのじゃあるまい...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...名前を『若返り薬』というのでした...
夢野久作 「若返り薬」
...一粒飲みますと見る間に一年分だけ若返りました...
夢野久作 「若返り薬」
...それを若返りの薬だなぞと...
夢野久作 「若返り薬」
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