...若苗(わかなへ)を俥(くるま)に投(な)げて...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...……先ず思い出すのは、これも書かずともよい事かも知れないが、まあ、思い出すがままに書いて見ると、或年の丁度若苗(わかなえ)の生い立つ頃、――そう、若苗といえば、そんな事のあった数日前、私はあんまり所在がないので草などの手入れをさせていたら、たくさん若苗が生えていたので、それを取り集めて母屋の軒端にそっくり植えさせて水なども気をつけてやらせていたのだった...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...田植には若苗の三つの束を...
柳田国男 「年中行事覚書」
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