...第一どの船にも、一艘に、主従三十四人、船頭四人、併(あは)せて三十八人づつ乗組んでゐる...
芥川龍之介 「虱」
...停まるを遅しと一艘のモーターボートが横づけになった...
海野十三 「地中魔」
...それから私たちみんなはもう一艘の方に乗り込んで...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...一艘の小舟がその風の中を平気で乗切ってきて陸へ著けかけた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...上流の赤岩に煉瓦(れんが)を積んで行く船が二艘(そう)も三艘も竿を弓のように張って流れにさかのぼって行くと...
田山花袋 「田舎教師」
...五千トンぐらいの汽船を一艘(いっそう)こしらえ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...今は只一艘の軍艦をたのみにて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...一艘(いっそう)沈んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...幸ひ月見船が二三艘(ざう)居たので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのうちの一艘が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五艘の小艦隊は東へ東へ航海した...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...二三艘、六七艘、漕ぐともなし、動(うご)くともなしに動いてゐる...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...数千艘の水軍も調(ととの)っている...
吉川英治 「三国志」
...すこし遅れて一艘の軍船に身を託していた...
吉川英治 「三国志」
...魏の大艦小艇などの何千艘は...
吉川英治 「三国志」
...艨艟(もうどう)数十艘(そう)を浜にならべて軽舸(はしけ)を下ろし...
吉川英治 「新書太閤記」
...船を一艘借り切って...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...明の使者の五艘の船を伴ってきた...
和辻哲郎 「鎖国」
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