...二艘とまれに川を上って来るが...
芥川龍之介 「大川の水」
...この町にも、造船中のスクーナーが六、七艘あるが、いずれもいい形をしている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一艘の大きな和船を見つめていた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...一艘(そう)のモーターボートが...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...唯一艘、下流にあらはれて、閑鴎の浮ぶが如く見えしが、滿帆に孕まれし風つよく、間もなく近く眼前を過ぐ...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...そして一艘の警察船が...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...五艘(そう)の端艇(ボート)は...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...数十艘の甲鉄艦は旭日(きょくじつ)の旗章を五大州各地の港湾に翻々たらしめ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「蒸汽船一艘、長サ六間、横九尺、深サ五尺四寸、砲數二挺」といふから小さいながら一種の軍艦であつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...常に一艘の小舟が筑波とすれすれに繋がれて...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...一艘(そう)の小舟が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...就ては先づ不取敢蒸氣船壹艘御買上げ被成度...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...桜島の側に碇泊(ていはく)してあった二(〔三〕)艘の船を英の軍艦が引張(ひっぱっ)て来ると云う手詰(てづめ)の場合になった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...細長い朽ちかけた小舟が一艘やって来た...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...もう十三の浦へは一艘も船が来ぬようになってしまった...
柳田国男 「雪国の春」
...華麗なる十艘の帆船は...
吉川英治 「三国志」
...渡舟一艘さえあれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...数十艘或は数百艘の船をもって南鮮の沿岸を襲い...
和辻哲郎 「鎖国」
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