...二 溯江私は溯江(そこう)の汽船へ三艘乗った...
芥川龍之介 「長江游記」
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...遠く海のほうを見ると税関の桟橋に繋(もや)われた四艘(そう)ほどの汽船の中に...
有島武郎 「或る女」
...」小僧「まず二百艘(そう)ですかナ……これこれ気絶しちゃいけません...
海野十三 「発明小僧」
...あのように番人どもに一艘のボートも残しておかないのだから...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...なんとなれば今もしまったく風帆船のみを用うれば必ず現今より三万三〇〇〇艘...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...五千トンぐらいの汽船を一艘(いっそう)こしらえ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...向島の方から一艘の小舟が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下り船の船どめをして一艘ずつ虱(しらみ)つぶしに調べあげているんですが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...又、七式飛行艇が、二艘(そう)、三艘、一隊になって、敵艦の影をさがしている...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...果してボオトが一艘こつそり近寄つて来ます...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...一艘の舟が附くと、その一艘の人が、下駄を捜したりなんかして、まだ行ってしまわないうちに、もう次の舟の人が上陸する...
森鴎外 「百物語」
...通例は五人か六人で一艘を漕ぐやうであつた...
柳田國男 「瀬戸内海の島々」
...小舟が二艘停って...
山本周五郎 「山彦乙女」
...月もよし、涼みがてら筑前も途中までお見送りする」といって、一艘には料理人や家臣をのせ、一艘には、官兵衛と自分だけが乗って、黄昏(たそがれ)頃、岸を離れた...
吉川英治 「黒田如水」
...艨艟(もうどう)数十艘(そう)を浜にならべて軽舸(はしけ)を下ろし...
吉川英治 「新書太閤記」
...試みに、数えてみると、小船百三艘、大船は五百八十余艘もあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...初鰹(はつがつお)をつんで朝から何艘(なんばい)も日本橋の河岸(かし)へはいった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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