...殊にも此釧路の發達の急激な事に非常の興味をもつて居て...
石川啄木 「菊池君」
...より以上の興味をもつて彼女に注意をむけることの出来ないのは何故だらう...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...その頃氏は新築といふ事にかなり興味をもつてゐたらしく...
薄田泣菫 「茶話」
...人類もこれらの実験に興味をもつ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...地震学に興味をもつようになったのは船舶の振動に関する研究から自然に各種構造物の振動に関する問題の方に心を引かれるようになったためであるらしい...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...尠くとも活字の歴史に興味をもつ「私」自身に...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...しかし自分のしてる事に興味をもつ必要はなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分と無関係なことにいつまでも興味をもつものである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...此方法に就いては余は久しき以前より興味をもつてゐたが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...興味をもつて讀む作品もある...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...人気俳優の家庭を知っていることに聴手(ききて)が興味をもつであろうと思って...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...彼は段段男の仕事(しごと)に興味をもつやうになつた...
平出修 「瘢痕」
...興味をもつなんて...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...あまり興味をもつて見ませんでした...
牧野信一 「サンニー・サイド・ハウス」
...祖母の指図に従つて私達は神秘的興味をもつてよく勤めた...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...文学においても私はロシア文学に多く興味をもつようになり...
三木清 「読書遍歴」
...このやうな夢をもたねば生きられなくなつた現代人の頭に就いて興味をもつたことを話しあつてゐるとちやうどふたりは八戸の手前まで來かかつた...
横光利一 「梅雨」
...どろ棒なるものに――興味をもつ人種だといふやうなことが云へさうではあるまいか...
吉川英治 「折々の記」
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