...大に優楽不自在なんだから可笑(おか)しい...
芥川龍之介 「片恋」
...又屈伸の自在なる錫の脛甲造り終ゆ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...毀譽褒貶交々加はるも渾べて皆誤解なり彼は伊藤博文の如く圓轉自在ならず大隈重信の如く雄傑特出ならず又井上馨の如く氣萬丈ならず即ち唯だ平凡他の奇あらざるものに似たりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自由自在な点ですな...
豊島与志雄 「自由人」
...随所で奔放自在な転調(モジュレエション)を行ないながらようやく最後の静止音までたどり着いた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それに奔放自在な泰文に立ちむかうには...
久生十蘭 「無月物語」
...たとい酒色に耽(ふけ)り放蕩を尽くすも自由自在なるべきに似たれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...随て結婚の契約をも自由自在ならしめんとするには...
福沢諭吉 「新女大学」
...両性の交際自由自在なるべき道理を陳(の)べたるに...
福沢諭吉 「日本男子論」
...その筆つきの軽妙にして自在なる事は...
正岡子規 「病牀六尺」
...出入自在な寺域は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ここでは実に自由自在な漫談漫筆の至芸を見せている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...または自由自在な創造は...
柳宗悦 「工藝の道」
...または自由自在な創造は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...……というふうに、自在な空想に、自分で感動しながら、語り続けるのであった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...モットモット変通自在な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まるで出没自在な魔の兵を相手にしておるようなもので」と...
吉川英治 「私本太平記」
...斬るにも自在な反(そ)り按配(あんばい)...
吉川英治 「神州天馬侠」
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